韓国料理を食べようと思って韓国料理店に入ったら、

そこは韓国料理店では無かった。

北朝鮮料理の店だった。


私のつたない語学力によると、

北朝鮮が、従業員をピョンヤンから派遣している、

いわゆるFC形態の飲食店とのこと。


朝鮮料理店らしく、

最初にお通しがテーブルに10種類近く並ぶ。

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ここはなぜか、キムチだけは別料金で、300円。

ソウルにある並の店よりは美味しい。

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サムギョプサルは、

さすがに豚肉が宗教上禁止されている国だけあって、

あまり美味しくない。

しかも価格は、いつもソウルで食べている倍で

1人前およそ1,000円。


そうこうしているうちに、

歌謡ショーがはじまる。

一応バンド編制になっていて、

ボーカール、ギター、ドラム。

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ただ、演奏技術はそんなに高くなく、

北朝鮮で、お客様を歓迎する時に必ず歌われる

「ハンガップスンニダ」

と、お別れの時の歌(タイトル忘れた)

以外は、すべてカラオケ。


途中、なぜか英語の曲と中国の曲と日本の曲を1曲ずつ挟む。

日本の曲は、テレサテンの

「時の流れに身を任せ」

で、中国語のカラオケで歌っていたから、

歌詞はすべて暗記しているのだろう。

多分、店に日本のカラオケを入れる予算が無くって、

苦肉の策でこの歌にしたのだろう。


リードボーカル兼MCの女性は、

まるで朝鮮中央テレビの、若い女性アナウンサーのような抑揚で、

MCをおこなう。

これだけでピョンヤン気分は高まる。


従業員の人に、

「去年の夏にピョンヤンに行った」

と言って写真を見せると、ものすごく驚いていた。

色々話したが、3回くらい

「それは、南の言葉です。」

と直された。


なかなか面白い体験ができます。

ジャカルタに行かれたら是非とも!

Pyongyang Restaurant Jakarta
Jalan Gandaria No.58, Kebayoran Baru, South Jakarta
Phone: +62-21 7280-0889