あくまでも私感です。

今回1割前後存在する難問がなかった。
いわゆる難問というものが存在しなかったため、満点者が意外と出たのでは?

ここ2~3年続いた「用語暗記偏重」タイプの問題が減り、
選択肢の内容の根本理解を求める問題が増え、
本当の実力を要求された。

用語丸暗記タイプが敗北するという点では良問!
近現代史が易しく、経済史の比重が少なかったため現役生には有利か。


この傾向が続いてくれればと思いました。


問題を難しくするのは、
難しい歴史用語を盛り込むのでは無く、
根本理解を問う問題にすれば、
自ずと基本知識だけで平均点を下げることができるようになり、
それで得点調整すればいいと日頃から思っております。

とりわけ第4問の問4(江戸時代の身分と村社会に関する問題)は、
本当に良い問題!
難問にみえるが、時代の基本的な概観をきちんと理解していれば正解できる。
こういう問題ばかりになれば、
日本史を暗記では無く、きちんと理解して頭に入れてくれる皆さんが増え、
「日本の素敵さ」を伝えたい金谷俊一郎としては、嬉しいわけであります。