金谷俊一郎です。
『日本史B一問一答完全版』(東進ブックス)ですが、
発売から5年がたった今でも、
皆様にご活用いただいているようで、嬉しく存じます。
さて、私自身、インターネットといったものは、
①時間がない、②操作方法がよくわからない、③本が好きなので時間があれば本を読んでいたい
といった理由で、やらないため、
伝聞でしか存じないのですが、
『日本史B一問一答完全版』の使用法についての読者の声というものが、
インターネットには多く寄せられ、そこに
(どういった形で寄せられるのか、私自身もよくわからないのですが、あくまでも伝聞と言うことですので…)
「解答を赤文字で記してほしい」
というものが多いとのことです。
意見が多いので、この点は真摯に受け止めなければいけないのですが、
私の方での、作成の意図をお話ししておきます。
解答が赤文字になっていないのは、意図的なもので、ワザと赤文字にしておりません。
あちらの本は、使用法として2段構えとなっております。
まずは、「空欄の部分を答える」という、一問一答としてごく一般的な使い方です。
しかし、本書の場合、それ以外に「解答を知った状態で、赤文字になった関連項目を答える」というものです。
実は、赤シートは、その際に使用していただきたいと思って添付いたしております。
この際、解答が赤文字になっていると、関連項目を答える際に困ってしまうため、
解答は赤文字にはいたしておりません。
「そうなると、空欄の部分を答える際はどうするのだ!」
という意見がありますが、そのために、カバーに、ちょうど解答部分が隠れるサイズのしおりを添付しております。
このしおりは自分でハサミ等で切らなければいけないという面倒が発生しますが、
少しの手間ですし、しおりは2つありますので、万一一つ紛失してしまっても大丈夫なように配慮いたしております。
このあたりにつきましては、
少々わかりにくい点もあろうかと思いますので、
増刷時になんとか盛り込めるように、出版社さんと相談してみようかと思っております。
今後、皆様からの意見につきましても、時間をみつけて答えていこうと思っておりますので、
なにとぞよろしくお願い申し上げます。
金谷俊一郎