訪問日:2020-05-29,30

 

山梨では先月に続いて増富温泉で湯治連泊、先月から再発した鞭打ち後遺症の温泉療養です。
同温泉は武田信玄の金山開発の折に発見され、戦傷病院としての役割も果たしました。
また大正から昭和初期には、高浜虚子・井伏鱒二なども滞在した記録があります。

日本有数の放射能泉(ラジウム泉)で癌の特効が良く知られていますが、神経系の痛みにも覿面な効果があります。
私も痛風と鞭打ち治療で30代から40回は通った温泉地です。
しかし定宿だった「古湯金泉湯」は廃業、その後老舗の「不老閣」を定宿として調子の悪い時に利用しています。

現在は先月宿泊した「大湯元 津金楼」など、五軒の宿が営業しています。

 

増富温泉「不老閣」

 

民芸調のロビーとフロント

 

和室

 

広縁

 

部屋からの眺め

 

この宿では裏山に自然湧出する岩風呂が良く知られており、こちらは17度の冷泉で時間ごとの男女交代。

最初はかなり冷たいですが、じわじわと身体の中が温まってきます。

 

岩風呂への階段

 

岩風呂への道

 

湯小屋

 

 

岩風呂浴室
奥の窪みが岩風呂浴槽

 

岩風呂の神棚
こちらで参拝してから入浴する

 

岩風呂
17度の冷泉・足元湧出

 

館内の浴場では30度強の源泉に約一時間づつひたすら浸り続けます。最初は冷たいものの、だんだん身体が温まってきます。
これを一日5、6回繰り返すと、極めて高い湯治効果が得られます。

二か所の浴場を一日おきに男女交代、入浴時間は7:00-23:00(11:00-12:30清掃)。
泉質は含二酸化炭素 - ナトリウム - 塩化物・炭酸水素塩泉30.8度。

 

 

旅館浴室・右が源泉

 

湧出口
マタンゴのような(といっても若い人にはわからんよねw)堆積物

 

浴室
中央が源泉
奥は岩風呂からの引泉槽

 

夕食
精進料理っぽい湯治食

 

朝食

 

増富温泉街

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