青木村と鹿教湯温泉の古刹・生島足島(たるしま)神社

鉢伏山と高ボッチ高原

 

訪問日:2020-05-27,28

 

 

鹿教湯温泉での宿は、同じレトロでも昨日の霊泉寺温泉とは対極にある、洗練されたモダンレトロの宿「三水館」です。
新装開業2001年、私が最初に宿泊したのはその三年後の2004年でしたが、そのコンセプト・施設・食事に対する館主の類まれなセンスに脱帽、「これは人気宿になるぞ」と確信しましたが、果せるかな日を待たずして週末は数週間先まで予約の取れない人気宿になりました。

立地は鹿教湯温泉街から離れた閑静な山里の一軒宿風。

松本や会津ほかの古民家を移築したもので、深い木立の中にたたずんでいます。

 

看板と宿への階段

 

木立の中の階段を登って

 

宿玄関

チェックアウト後は土間を通って部屋へ。

スリッパはありません。

 

土間から客室へ

 

前回は一番人気の一戸建て土蔵を改装した「蔵(くら)」に宿泊しましたが、今回は普通和室「細尾」を予約。
といっても全七室すべてが異なった意匠を凝らし、エントリールームでもチープ感はありません。
部屋にはすべて土地の字名がつけられています。

 

和室 「細尾」

 

窓からは緑が

 

部屋からの眺め

 

渡り廊下を通って湯小屋へ。

 

湯小屋への通路

 

湯小屋

 

それぞれ男女別の内湯・露天風呂が設けられています。
これも鄙びた情緒を演出した非常に好ましい造りです。夜8時で男女入れ替え、終日入浴可能。
泉質は単純泉45度、循環放流併用、加温消毒あり、加水なし。

 

内湯

 

露天風呂

 

内湯

 

 

内湯 から露天風呂へ

 

露天風呂

 

湯上り後に休憩するラウンジも庭が見渡せるガラス張りで、外のソファーで風にあたることもできます。

 

ラウンジ

 

ラウンジ外のソファー

 

宿の猫ちゃん

 

夕食は仕切りのある食事処で。
信州の山の幸を使った郷土料理で、大鹿村の「旅舎 右馬允(うまのじょう)」を目標にしているという話です。

比較すれば食道楽が一目置く「右馬允」の「深山懐石」に一日の長があるとは思いますが、こちらの内容でも必要にして十分、最近どこででも供される「創作和懐石」に食傷気味な方々には極めて新鮮・美味な内容でしょう。
特に破竹筍の時期だっただけに、グラタンと筍ご飯はうれしかった。


食後はラウンジでデザートとコーヒーのサーヴィスがあります。

 

食事処

 

前菜:レタス炒め浸し・春菊エゴマ和え・落花生煮・きんぴら牛蒡・

稚鮎南蛮漬け・山菜春巻・きゃらぶき粽・玉子焼

 

造り:岩魚刺身・妻一式

 

地酒:喜久盛

 

 

煮物:新じゃが・蕗・蕨

 

蒸し物:蕨豆腐

 

焼物;信濃雪鱒と筍の木の芽焼き・きゃらぶき

 

強肴:筍(破竹)グラタン

 

酢の物:山菜盛り

 

食事:筍(破竹)ご飯・赤出汁・香の物

 

デザート:苺シャーベット・プリンとパイナップル
 

朝の浴場

 

朝食は8時半からとゆっくりですが、チェックアウトが10時半なので問題なし。

 

朝食膳

 

小鉢三品

蕨・きんぴら牛蒡・法蓮草

 

温泉玉子・焼き塩鯖

 

食事

 

デザート

 

今回も大満足、これからも一層「大人のための美食宿」を追求していってほしいと思います。
 

鹿教湯温泉「三水館」公式HP

 

鉢伏山(1928m)と高ボッチ高原

詳細はこちらを

鉢伏山と高ボッチ高原

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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