新野地温泉「相模屋」(立ち寄り)
 
訪問日:2015-11-01,02
 
 
横向温泉は福島県会津の土湯峠入口(猪苗代側)に位置します。
「上の湯」「中の湯」「下の湯」があり、福島県で初めて湯治が始まった温泉といわれます。前者二湯は「森の旅亭 マウント磐梯」が経営していますが、ここにご紹介するのは奥まった場所にある一軒宿、「下ノ湯 滝川旅館」です。
 
里山の一軒宿
 
立派な造りの旧館
 
 
湯治に利用される旧館宿泊棟
 
古い歴史を持つ大規模な湯治宿でしたが、長らく「一日ひと組限定の宿」としてコアな温泉ファンには知られた存在でした。
しかし数年前に代替わりし、現在は「一日ふた組(プラス湯治客ひと組)の宿」として営業しています。
 
看板犬のケンタロウ君がお出迎え
 
 
入口の大岩に圧倒される
 
 
通常宿泊(二食付き)は快適な新館の宿泊となります。鉄筋で木材をふんだんに使った内装は、旧館のイメージとは異なりますが、景色も良く居心地の良い部屋です。
 
新館客室
 
部屋からの眺め
 
歴史ある大きな混浴の浴場は昔ながらの湯船を残しながら湯小屋をリニューアル、ひなびた雰囲気を残しています。
泉質は単純泉ですが湯の花が多く、足元から汲み上げなしの源泉が自然湧出するという理想的な形態です。
泉温は湧出時39度、三つに仕切った湯船の一番小さいもので38度ほどという低温で、ぬる湯好きでないと、寒い時期はちょっときついかもしれません。
 
昔ながらの大浴場
 
 
 
食事は会津の郷土料理を採り入れた手作り感あふれるメニュー。
常備の地酒「三春駒 傳(でん)」(三春町 /佐藤酒造)も美味しくいただきました。
 
夕食膳
 
会津の郷土料理、鰊(にしん)山椒漬けと馬のフィレ肉刺身
 
野蕗煮といぐち茸卸し和え
 
姫筍煮と会津名物のこづゆ
 
鮭マリネと菊花お浸し
 
会津牛と自家栽培なめこ、ムキタケのすき焼き
 
地酒「三春駒 傳(でん)」とお替りをいただいた鰊(にしん)山椒漬け
 
果物
 
昔ながらの旧館は現在自炊の湯治客用ですが、希望すれば食事付きでも宿泊可能とか。夏場にこちらにゆっくり連泊してみたくなりました。
 
旧舘(湯治棟)1
 
旧舘(湯治棟)2
 
旧舘(湯治棟)の自炊室 
 
往年の館内案内図
 
蕎麦打ち用の水車小屋
 
ケンタロウ
 
朝食1
 
朝食2 栗おこわが美味
 
料金は19,000円と少々高めですが、ほぼ貸切状態なのと手作りの食事を考えれば納得です。
次回は夏場、旧館を予約して是非再訪したいものです。
 
横向温泉・下ノ湯「滝川旅館」HPなし
電話にて直接予約を 0242-64-3211
 
チェックイン前に立ち寄った新野地温泉と会津中津川渓谷の写真も併せてアップしました。
紅葉時期には少々遅かったのですが、カラマツの黄色い葉は見頃で森林浴と温泉浴を同時に楽しんできました。
 
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会津中津川渓谷の紅葉1
 
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会津中津川渓谷の紅葉2
 
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会津中津川渓谷の紅葉3
 
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会津中津川渓谷の紅葉4
 
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新野地温泉相模屋・露天風呂への木道
 
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新野地温泉相模屋・露天風呂
 
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新野地温泉相模屋・露天風呂
 
(横向温泉・下ノ湯「滝川旅館」了)