子育て学は、どうすれば良いかでなはく、どうされたら良かったかを考える学問(仮)です。
反抗期って言葉よく聞きますね。
概ね小学校高学年から中学生あたりでしょうか。
反抗期って書くように、子どもが反抗していると思われています。
親側の感情としては、間違っていないですね。
だって、自分の言うことを聞いてくれないわけですから!
どうして子どもは、突然、自分の言うことを聞いてくれなくなったのでしょうか?
それは、今まで聞いてくれた、今は聞いてくれない、だから反抗された。
と、感じているからなんですね。
今までは、親に依存していた時期。だから子どもは親の話を素直に聞いていた。
子どもは、自立するために情報を収集していたんですね。
親の言うことを聞いていた目的は、自分が自立するためです。
反抗期の時期は、自立に向けた第一歩。
自立を始めた時期、だから自分の思う方向へ行こうとする。
親の思っていた方向と違った。
にも関わらず、親は自分の方向へ進めと、主張する。
だから、親の話を聞かなくなった。
うん!正解!
大人同士だったら、当然のこと。
親はこう言うかな?
「いや、まだ子供だから」と。
いえいえ、子どもは、大人になろうとしているのです。
大人になろうとする意欲を止めようとしているのは、
親なんです。
子どもは、自立に向けて、しっかりと、正しく成長しています!!
と、親が思えるかどうかは、親の心の許容範囲の広さによって変わります。
親の心の許容範囲が広ければ、受け入れられます。
おー!そんな時期に来たんだな!素晴らしい!
って
親の心の許容範囲が狭ければ、反抗します。
「親の言うこと聞け!」「親になんて口答えしているんだ!」
って、親が自己主張を始めます。
反抗期って、
実は、子どもの自立を受け止められない、
「親の反抗期」なんですね。
親が、自分の意識を変える時期に来たということです。
じゃあ、どう変えればよいのでしょうか?
答えは1つ!
「大人として扱う」です。
もちろん、精神的にだけですよ。
経済的(社会的)自立は、社会人になって自分で稼いだ時からです。
子どもを大人として扱うための方法は、「大人の同居人」「一緒に住んでいる大人」です。
「子ども」ではなく「大人の同居人」と、意識を変える
ということです。
すると、「自分のことは自分でしなければ」と言う意識が
子どもに増えていきます。(もちろん、甘える部分もまだまだあります。)
親は、大人の同居人対応ですから、自分で考えてもらうように仕向けるわけです。
もちろん、わからないこと、知らないこと、たくさんあると思います。
でも、自分の道は自分で考え、行動する
という意識を、自分にもたせてくれたことを
子どもは理解するので、
親との距離がぐっと縮まります。
親を尊敬しますから。
親が、「いつまでも自分の子供でいて欲しい」と、
自分の方に引き寄せる、自分の考えに同調してほしい、
自分の言うことを聞いてほしい、と引っ張れば引っ張るほど、
子どもは、どんどん離れていきます。
もう、二度と近づくことはないでしょう。
まあ、近づきたくないですよね。
どちらの親になりたいか?
それは、あなた次第です!!
ではでは