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獣医師・宿南章の「愛犬の病気を治す進化犬学 リスクを防ぐ予防原則」

獣医師が 愛犬の飼い方を予防原則と進化生物学の立場から語ります。1960年代にドイツからはじまった予防的取組。アスベスト・狂牛病といった「遅い教訓」への対処概念でEU、WHO、日本の環境省取り組んでいます。また重要な進化医学の視点から解説します。

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本日は『マラセチアを発症する原因(1)』についてのお話です。 . 🔻過去の記事はこちら🔻 @eterno_pet . こんにちは、獣医師の宿南章です。 本日もお付き合いください。 . . 🔶マラセチアを発症してしまう条件、原因とは(1) . マラセチアは常在菌であるため、普段は何も悪さすることはありませんが、その繁殖力が高まる条件が存在します。 . マラセチアが異常繁殖してしまう条件、原因について見ていくことにしましょう。 . . 1⃣皮膚のバリア機能の低下 . 皮膚のバリア機能とは、皮膚を細菌などから守る役目をしていますが、この機能が低下してしまうと当然ながらマラセチアの影響を強く受けてしまう危険性が高まります。 . 皮膚のバリア機能を低下させてしまう要因には色々考えられますが、アトピー性皮膚炎もその一つです。 . アトピー性皮膚炎を患っている場合、そのかゆみから犬は肌を掻きむしったり、傷つけてしまうこともありますが、そうなると皮膚機能はどうしても低下してしまいます。 . 健康であれば問題ないマラセチアも肌の炎症の原因となり、より感染力を強めてしまうのです。 . 他にも食物アレルギーや脂漏症などの皮膚病をはじめ、乱れた食生活やストレス、加齢なども皮膚バリア機能を低下させてしまう要因になりますので、普段の生活の中でも気を付けてあげることが大切です。 . . 2⃣皮脂が多い . マラセチア皮膚炎になりやすい犬種でもお話ししましたが、皮脂の多い犬種はマラセチアの症状を発症しやすくなっています。 . 皮脂が増えるとそれだけマラセチアの栄養源が増えることになりますので、マラセチアはより異常繁殖してしまいます。 . 寒冷地が原種となっている犬種は、厳しい寒さから身を守るため、毛の量なども多く、皮脂を多く分泌する体の作りとなっていますので、マラセチアの繁殖条件がより他の犬種より揃っているため、マラセチアを発症しやすくなります。 . また、マラセチアは湿度が上がると繁殖力を高めますが、毛の量が多く、しわの数が多いと、この湿度条件も満たしているため、発症する確率がより高まります。 . 皮脂の分泌量が多く、毛量、しわの量が多い犬種は特にマラセチアに注意してあげましょう。 . . 3⃣高温多湿の環境 . マラセチアは皮膚の皮脂を栄養源としていますが、高温多湿の場所も好む傾向があります。 . 夏の暑く、ジメジメしている気候ではマラセチアは増殖のスピードも上がりますので、皮膚の炎症を起こしやすくなります。 . 梅雨の季節などもマラセチア皮膚炎が多く見られますので、気を付けましょう。 . . それでは、次回『マラセチアを発症する原因(2)』についてお話します👋 . . 🔻フォローお願いします🔻 獣医師配信!お役立ち情報 @eterno_pet お客様からのご投稿紹介 @eterno_voice . ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◼️ショッピングサイト🛒 仔犬からシニア犬まで、各種療法食も取扱 「獣医師宿南章」で検索🔎 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー . #トイプードル #プードル #トイプー #チワワ #柴犬 #フレンチブルドッグ #ポメラニアン #ダックス #ダックスフンド #シーズー #パグ #コーギー #獣医 #獣医師 #犬の病気 #犬の健康 #犬 #ふわもこ部 #愛犬 #犬の皮膚炎 #いぬすたぐらむ #いぬ #獣医師宿南 #犬のいる暮らし #ワンコ #いぬら部 #いぬバカ部 #いぬのきもち #犬の皮膚病

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