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獣医師・宿南章の「愛犬の病気を治す進化犬学 リスクを防ぐ予防原則」

獣医師が 愛犬の飼い方を予防原則と進化生物学の立場から語ります。1960年代にドイツからはじまった予防的取組。アスベスト・狂牛病といった「遅い教訓」への対処概念でEU、WHO、日本の環境省取り組んでいます。また重要な進化医学の視点から解説します。

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本日は『犬のマラセチア皮膚炎について』についてのお話です。 . 🔻過去の記事はこちら🔻 @eterno_pet . こんにちは、獣医師の宿南章です。 本日もお付き合いください。 . . 🔶犬のマラセチア皮膚炎の治療法は?原因と症状、食事について . ジメジメした季節などに発症の多いマラセチア皮膚炎は若い犬から老犬にまで見られる病気です。 . もともと犬が持っている常在菌が原因となっているため、どんな犬でも発症の危険性がある病気です。 . 人間に感染る危険性はまずないですが、悪化すると完治が難しくなる病気でもあります。 . ここではマラセチアの症状や、なりやすい犬種、原因と予防法、治療法について解説していきます。 . . 🔶マラセチアって何? . マラセチアとは真菌の一種で、誰にでも存在している常在菌です。 . 健康な犬や人間でも持っている菌の一つで、普段生活をしている分には何の害もありません。 . しかし、一定の条件が揃うことで異常に繁殖する力が強まり、その繁殖が進むことで皮膚炎となって顔を見せる病気です。 . マラセチアは皮脂の多い場所を好み常在しているため、皮脂腺の多い場所から症状が悪化することが多くなっています。 . 皮脂を栄養源として生きているマラセチアは、皮脂を分解した後に脂肪酸を作り出します。 . 通常であればこの作られる脂肪酸は少なく皮膚に炎症を起こすことはないのですが、増殖してしまうと、この分解後に作られる脂肪酸の量も増えることになります。 . 脂肪酸は肌にとっては刺激物であるため、量が増えてしまうとかゆみや炎症を引き起こしてしまうのです。 . ひどい肌トラブルの要因となります。 . . 🔶犬マラセチアは人にうつる? . マラセチアには実は14種類の菌が確認されています。 . 人間にも存在している菌でもあるため、マラセチアはニキビに似た症状となって現れることがありますが、犬のマラセチアとはその種類が異なります。 . 犬や猫に常在するマラセラチアはMalassezia pachydermatis(マラセチア パチデルマティス)という種類で長径が3から5μmの小さなピーナツ状の真菌です。 . 猫の場合、炎症を起こすことは少なく、犬に多く異常繁殖する傾向があります。 . 人に犬のマラセチアがうつるかどうか心配になる飼い主さんもいらっしゃいますが、人と犬とでは常在できるマラセチアの種類が違うため、 感染して同じ症状を発症してしまう危険性はほとんどありませんので、心配の必要はないでしょう。 . それでは、次回『犬のマラセチアの症状』についてお話します👋 . . 🔻フォローお願いします🔻 獣医師配信!お役立ち情報 @eterno_pet お客様からのご投稿紹介 @eterno_voice . ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◼️ショッピングサイト🛒 仔犬からシニア犬まで、各種療法食も取扱 「獣医師宿南章」で検索🔎 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー . #トイプードル #プードル #トイプー #チワワ #柴犬 #フレンチブルドッグ #ポメラニアン #ダックス #ダックスフンド #シーズー #パグ #コーギー #獣医 #獣医師 #犬の病気 #犬の健康 #犬 #ふわもこ部 #愛犬 #わんこ #いぬすたぐらむ #いぬ #獣医師宿南 #犬のいる暮らし #ワンコ #犬の皮膚病 #いぬバカ部 #犬の皮膚炎 #ドッグフード

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