娘が夏にビザを取得してアメリカ語学留学に行っていたのですが、後でどなたかに聞かれてもすぐ忘れそうなので備忘録を兼ねて。

 

ビザとESTA

まず、アメリカに短期間旅行に出かけるのにビザは不要。

国によっては、パスポートだけ持って行ってそのまま入国できるところもあるけれど、アメリカではビザ免除プログラムを利用する人が事前にシステムに登録しておくESTAは必要。やっておかないと飛行機に乗れないようになっています。

 

 

ビザ免除プログラムで認められている90日より長く滞在する場合や、認められている以外の活動(仕事や留学)をする場合にはビザが必要となります。

ESTAが電子申請で自宅からできるのに対し、ビザの場合は書類を提出したり大使館へ面接に行ったりする必要があります。

 

F-1ビザ

ビザにはさまざまな種類があります。

 

↓アメリカ大使館のビザページ

 

その中で、留学生が一般的に取得するのはF-1ビザ。

18時間以上就学すると、語学学校にしばらく通うだけでもこのビザが必要となります。1日3時間でも6回通ったら18時間だからあっという間だと思うのだけど、ド短期でもこれなのかな?

 

逆に、長期留学の場合、18時間就学したら後はのんびりしていて良いかというとそういうことでもなく、大学なら1学期に12単位以上取得するフルタイムの学生であることが求められます。アルバイトも日本みたいにコンビニや工場で働くことはできず校内バイトのみとか、わりと厳しめ。

 

 

I-20とセット

アメリカの留学ビザでいちばん分かりにくいのは、I-20だと思います。

ビザは大使館が発行しているけど、当然ながら学校に入学する予定があることが前提。学校は入学許可証明を出すのですが、各校がバラバラに発行する単なる合格通知ではなくて決まった書式のI-20と呼ばれる書類を発行します。政府機関が管理しているシステムに学校のIDも登録されていて、学校が学生に振ったIDもI-20に記載されます。

 

ビザ申請にはパスポートとか写真とかいろいろ準備が必要ですが、I-20もこの中にあります。

つまり、留学するかもしれないからF-1ビザとっておこう!ではなくて、I-20が発行されたからF-1ビザが申請できる、という順番。

ということは、入学する先を少し余裕持って確定しないと学校が始まるまでにビザが準備できない!という事態になりかねません。書類を準備してお金を払って面接予約をしないといけないのですが、今日払って明日面接!という感じには空いていないので・・・。(確か追加料金を払って面接日を早くすることはできたと思います。)

 

費用は?

2024年現在、F-1ビザの申請費用は185ドル。3万円弱といったところ。(1ドル150円だと27,750円、160円だと29,600円)

しかーし。これでは終わりませんよ!

次回、重要書類であるI-20について語ります。。。

 

残高証明

F-1ビザの場合、残高証明は必須書類ではありません。(I-20発行時に必要だからだと思っています。)

ですが、求められることがあるため「持って行った方が良いもの」に入っている書類です。

娘は日本のエージェント経由で語学学校に入学し、担当の方からやはり「持って行った方が良い」と言われて持って行きましたが必要なかったみたい、と言っていました。

短期の語学留学なので面接も「へー、○○州には親戚もいるんだ、じゃあ安心だね」という会話以外何もなかったそうです。

4年制大学へ進学する場合等はまた違うかもしれません。

 

I-20取得時に銀行残高証明書を取得している場合、通常は日本の銀行から郵送でもらったものをスキャンして学校に送っていると思います。日付が古すぎない原本が手元にあるのであれば持っていて損はないので安心のためにも持って行くと良いと思います^_^

 

パスポートの返却
ビザ面接の際、大使館や領事館に出向いて面接を受け、パスポートを置いて帰ります。
ビザ発行後に再度受け取りに行っても良いのですが遠方だったり時間が無ければ宅配便での受け取りが可能です。
書類だと普通はそんなにしないよね、というお値段なので近い方は取りに行くのも良し。
尚、ビザの有効期間は5年間です。
娘は数か月語学に通ったので、まだまだ有効期間が残っています。
このビザは有効期間内であればそのまま使用できます。もう1回留学する場合、再度面接に行ったり185ドル支払ったりする必要はありません。ただしI-20は切れている。。。(つづく)