2023/3/24

お早う御座います。

日曜日は法句経、

ダンマパの写経です。

全部で26章ありますので、

一章一章写経し、

と言ってもiPadにインプットし、

①写経 投稿一周目

②自分の極私的現実に照らし合わせ懺悔する。

投稿ニ周目以降は理解納得するまで考え、

次の章へ進みます。

を繰り返します。

どうかお付き合いください。

 

「法句経(ほっくぎょう)、ダンマパ(:Dhammapada)は、仏典の一つで、仏教の教えを短い詩節の形(アフォリズムで伝えた、韻文のみからなる経典である。「ダンマパダ」とは、ーリ語で「真理: dhamma)の言葉(: pada)」という意味であり、伝統的漢訳である「法句」とも意味的に符合する[1]。」Wikipedia

 

朗読 ブッダの真理の言葉 

第11章 「老いること」/解釈編

 

先ずは前回分からなかったところ。

仏様のページで調べてしまいました。

 

「心は形成作用を離れて、妄執を滅ぼし尽くした」

https://buddha-osie.com/dhammapada/dhammapada11.html

 

でも、形成作用の意味がわからない。形成作用と言うと、地質学のサイトに大概行ってしまう。

 

地形形成作用とは何ですか?

「地形を変化させる作用には地球内部から働く〈内作用〉と外部から働く〈外作用〉とがあり,地形形成作用(地形営力)と呼ばれる。 とくに外作用は風,水など太陽エネルギーの変形による諸現象が地形に作用し,浸食・運搬・堆積を繰り返し,河成地形,氷成地形など営力の種類ごとにそれぞれ特徴のある地形を残す。…

地形形成作用(ちけいけいせいさよう)とは? 意味や使い方 - コトバンクkotobank.jp › word › 地形形成作用-136...

 

妄執

「妄執(もうしゅう)とは、妄想がこうじて、ある特定の考えに囚われてしまう事、またはその状態を指す。

ある特定の主義思想感化され同調する事は誰にでも起こりうる事だが、妄執の場合には、その対象となる妄想自体が根拠や妥当性に欠けるために、客観的に見て甚だ困った状態に陥る事になる。

何かに固執する事は、頑なな態度とセットになって、初めて成立しうる。頑なであると言う事は、己の信奉する主義思想を捨てない…言い換えれば、否定されると極めて感情的に反応しうると言う事でもある。それだけに、あからさまに間違いや問題点を指摘されうる妄執においては、益々感情的に対応する機会が増えるという事でもある。

特に妄執の場合において、最も他人が行ってはいけないことは、当人の主張を真っ向から否定する事である。否定された「当人=妄執の人」は、信奉しているモノが「正しいかどうか」を考える前に、「何故否定するか」を推論し、信奉対象を擁護する立場から、逆により強硬な感情反応を招いたりすることになる。本当に妄執を取り除くのは、周囲の理解と助けを得た当人自身の手だけである。」Wikipedia

 

上述のブッダのサイトを今回初めてチェックして、ああこの一連の文章は、このように短い節毎に分かれていると理解した。特に今回分かり難い二節を引用する。

 

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153

わたくしは幾多の生涯にわたって生死の流れを無益に経めぐって来た、──家屋の作者(ツクリテ)をさがしもとめて──。

あの生涯、この生涯とくりかえすのは苦しいことである。

 

 

154

家屋の作者よ!汝の正体は見られてしまった。

汝はもはや家屋を作ることはないであろう。

汝の梁はすべて折れ、家の屋根は壊れてしまった。

心は形成作用を離れて、妄執を滅ぼし尽くした

 

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この二節は、不思議な節である。

「老いる者」が主語なのか、誰が主語なのか知らない。

でもこれは輪廻転生をしている誰かが、

その人生を総括し嘆いている様にも見える。

「家屋の作者」とは誰なのだろうか?

それが分かった時、僕は何処に居るのか?

 

今回はたまたま、3月18日が、

小野小町の命日と言う事もあり、

月曜日の投稿で小野小町の老いた時の短歌が、

この仏様の節に妙に符合するとして、

引用投稿させたもらった。

以下に転用投稿する。

 

※※※※※

 

「我死なば 焼くな埋むな 野にさらせ 痩せたる犬の 腹を肥やせよ」

 

そしてまあこの歌の仏教的なこと。つい先週投稿したブッダの言葉の中に、正にこの小野小町の老いを嘆く姿に瓜二つの言葉がある。素晴らしい歌だ。

「卒塔婆の月」(月岡芳年『月百姿』)年老いた小野小町

 

美人とは具体的にどのような者なのかを語らず、美人の理由を語るのは片腹痛いが、美人論とはけだしそのような物だろう。何故なら、美人もまた生き物であり、今目の前にいる美人もまた明日は来年はと変わって行くひと雫の液体である。何故その人がいいのかと言われても合理的な説明は無に等しい。何故なら、その人が既にその美人に惚れているからだ。その幻を守るため、小野小町は自らを犬の餌にしてくれと言っている。

 

❺我死なば 

❻焼くな埋むな 

❺野にさらせ 

❼痩せたる犬の 

❼腹を肥やせよ

 

今日は精霊の日。

誰もが違う美人を思い浮かべる、

小野小町の幻の命日である。

 

以上月曜日の投稿。

 

※※※※※

 

小野小町さんへ

あなたは今何処を輪廻転生しているのだろう?

どの国に居るのだろう?

何を信じて生きているのだろう?

何時の特急列車を待っているのだろう?

何時のフライトを待っているのだろう?

誰の子供になって可愛がられているのだろう?

誰の懸想の妄執の憧れになっているのだろう?

誰の妻に収まっているのだろう?

誰に捨てられて孤独に生きているのだろう?

誰の親になっているのだろう?

何人の孫曽孫がいるのだろう?

そして今一人で施設にいるのだろう?

或いは

或いは

或いは

 

今回はここまで。

 

合掌