【撮影終了】映像制作のお仕事してきました、というお話。【機材話】 | 相良しゅーじの 『フォトグラファー日和』

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最近はカメラ関連や日々の出来事など、好き勝手に書き残してます。
使用カメラ Nikon Z9、Z5Ⅱ、Zf
X(旧Twitter) ID: @shujisagara

こんにちは😄


今回は撮影日誌、なブログです😁


昨日は朝4時間起きで終日「映像制作のお仕事」

都内某所で汗かきまくってました(笑)


流石に朝5時台の電車は空いてた(笑)




今回の映像制作は、前回の映画撮影をした時と

同じメンツ(依頼側も撮影班も)なんですよ。


だからその点はやりやすかったんだけど、

前回と「根本的に違う点」が1つあって、

まぁコレ見て下さい👇

カメラの向き…そう「縦動画」なんです😅


最初にそれ聞いた時は、

「いやいや、スマホでええやん?」って思ったけど、

今回の企画がそうなんですって😅



けっこ〜ギリギリになってそれ聞いたから、

それまでは普通に準備してたんだけど、

「え?縦?ちょっと待てよ?どう撮るよ?」と、

根本的なところで追加の準備が必要となりました。


そう、一眼カメラで「動画」を撮る時って、

基本「横」じゃないですか?「写真撮影」なら

縦横なんて勿論そのままでも問題ないわけだけど、

動画となると勝手が違ってくるんですよね。



大きく分けて撮影スタイルはこの3つ、

「手持ち撮影」「ジンバル撮影」「三脚撮影」




まず「手持ち撮影」「ジンバル撮影」なんだけど

そもそも僕が困っちゃったのが、

「一眼で"縦動画"を撮ったことが無い」という点。

(スマホなら勿論撮ったことありますよ?)


※今回、機動性重視だったこともあって、

縦位置グリップのあるZ9では無く、Z5Ⅱ & Zfの

2台体制でスタンバイでした。


結果的に、手持ちは撮影は開始30分で早々に止めて

歩いて動く撮影は全てジンバルを使いました。



問題は、とにかく「横よりも安定させ難い問題」

実際カメラを縦にすると、横よりもカメラボディの

安定感が弱くなり、めっちゃブレるんですよ。

撮り始める前までは、手持ちとジンバルをシーンで

使い分けようと思ってたんだけど、手持ちの縦は

動きながらの撮影だと、手ぶれ補正かけてても

ダメだったからホントに30分程度で諦めて、

持参したジンバル、DJI RS4 Proを使いました。


たまたま、このモデルは「縦撮影に対応」していて、

※ジンバル電源オフ状態だから分かりにくいけど、

「縦位置撮影用の固定方式」になってます。


そう、RS4シリーズから追加アイテム無しで、

縦位置撮影モードになるんですよ👍


今回は、本当にこれで救われましたね😅

ちなみにZ5ⅡのレンズはZ35mm f/1.4だけで

割り振ったシーンは全部撮れました♪



次に「三脚撮影」の場合、

最初から縦位置で固定させる必要があるけど、

カメラの左側面って、マイク端子やHDMI端子など

色々ぶっ刺さすところあるじゃないですか?

だから、縦位置に固定させる際には端子類が

雲台に当たらない方法じゃないとダメ。


となると、側面のスペースが確保出来て、尚且つ

固定が可能な「何かしら」が必要になります。


そこで、今回お試しで導入したコレ👇

◾️Ulanzi UKA08 L型クイックリリース

👆通常はこの形。


L型(縦位置)展開するとこうなります👇

おおっ⁉️縦になった(笑)


コレ、仕組みは単純で、

ちょっと見ずらいけどこれ見てください👇

真ん中を通ってるヒンジ部分がポイントで、

こんな感じで、バネの力のみで歯車状のギアを

噛み合わせて固定する方式なんですよ。


展開中(フリー)の状態がコレ👇

ね?グッと押し込んだ状態だと、噛み合わせ部分に

隙間が出来てるのわかるかな?この状態で、

縦位置まで動かすと、バネの力で噛み合わせ部分を

ガッチリ固定させてます。


装着して展開させたのがコチラ👇

後から水平確認や三脚やレベリングベースで調整が

必要だけど、縦位置で使えるようになります。


一応、耐荷重が4Kgらしいけど、実際使ってみたら

僕の使い方では残念ながら4kgは無理でした(笑)


何故ならば、ビデオ雲台で運用する際に、

カメラや周辺機器載せて雲台を前後(チルト)させると

バネの力が負けて、L字状態からギアが外れて

パタンと平らに開いちゃうんですよ(笑) 


これには焦って、実際に固定されてるのを

か確認して使い始めると、バタンって本を開く様に

L型が真っ平に開いて撮影中にカメラがパタンと

下を向くアクシデントが何度もありました。


最初のうちは、仕方ないから右手でパン棒握って

左手はカメラの左側面とレンズに手を添えてたけど

開いちゃう怖さは払拭出来ないから諦めて、

途中からこの撮影で使うの止めました。


ただ、構造は単純で、重さなどの条件さえ

問題なければ普通に使えるはずので、自由雲台で

スチル撮影や、動画撮影でも例えばだけど、

NikonならZ50やZ30などの軽量カメラや、

SONYの様な軽さをウリにしたカメラとレンズの

セットや、富士フイルムなどのAPS-Cのセットや、

マイクロフォーサーズなら問題ないかと思いますよ?

(とにかく軽量なのがポイント)


Ulanziも、もう少しバネの力を強くした方が、

いいと思いました。


あと、もう一点付け加えると、構造上これは

仕方ないんだけど、横から縦に展開した際に、

光軸が三脚の中心から外側に移動しちゃうこと。

貧弱な三脚だと、しっかり開かないと、展開した

縦位置側に重量バランスが偏っちゃって、最悪

三脚が倒れてしまうリスクもあります。


アイデアは凄くいいアイテムなんですけどね、

実際に使ってみた事実を元にした感想なので、

参考になると思いますよ😅



で、もう一つ、「縦横の切り替え機能」を有する

アイテムも使ってみたけど、こっちは大正解(笑)

このタイプが使い手には安心確実でした。 


◾️BENRO QRB95 DUAL 回転式ブラケット

これは本当に何の問題も無くて良かった(笑) 


これアレです。レンズの中心を軸に回転させて

縦横を切り替えるタイプです。




ちなみにこういう仕組みです👇

(※モノは違えど考え方は皆同じ)


レンズを中心に回転させるから、縦横の軸は

動かないんですよ👍


難をを言えば、システムごとカメラ取り付けだから

システムからカメラを外したい時にネジを外さないと

別々に出来ない点ですかね🤔


あとは重量増になることかな?


なので、今回はZfに取り付けて、三脚固定の

Fix撮影で使用しました。




でね、縦動画を撮っていて改めて思ったのが、

今回、撮影の時点でアスペクト比16:9にして

撮ったけど、ホラ、縦動画って横幅が無いでしょ?


実際に撮影すると、画角内に被写体を良い感じで

収めたら、当たり前だけど周りが何も写らないから、

左右をもう少し画角に入れたくて引く(離れる)

次に左右は入ったけど、今度はメインの被写体が

小さくなっちゃうとやたら上下の空間が出来る、

という繰り返しになります。

だから、それを回避する為に、縦動画の多くは

被写体近めで、セリフごとの切り返しが

多くなるんですよね🤔


ただ近い分、被写体に対して親近感のある画になり

映像への没入感は得やすいから、縦動画の作品って

身近な題材や生活感のあるお話が多い気がします。


僕にとっては初めての取り組みだったから、

色々と学べることが出来て有り難かったですね。


あと、面白いのが映像制作(動画撮影)をやる度に

「やっぱり僕は写真の方が好きなんだな〜🤤」って

思うんですよね。

今回もそうで、動画撮ってると、

「うわ〜ここ写真で切り取りてぇ〜🤣」って

思ってる瞬間がけっこ〜あるんですよ(笑)


映像制作はそれはそれでまた別の楽しさや苦労が

あるけど、僕はやっぱフォトグラファーだなと

ひしひしと感じました😁




あと、そうそう、早速コレ役立ちました‼️

◾️llano 急速充電器

👆ちょっと待って‼️これ、そもそも高くないのに

今見てみたら、プロモーション10%割引対象で、

今なら3個口が4,000円、2個口が3,700円

買えるじゃん(笑) ※2025年7月13日時点


現場でも自宅でもコレ1つ持っておくと便利‼️

充電時間が純正よりも全然早かったです😄


今回の撮影で、複数のバッテリー持参したんですよ。

カメラ2台を使って、12時間ほどカメラの電源を

入れっぱなしの状態であれこれやってたけど、

早め早めのバッテリー交換で困ること無かった‼️


これは純正じゃないけど、全く支障無かったし、

PSEついてるし、何よりもバッテリー切れが無いと

言う1番の安心感は凄く頼りになったから、

僕は買って良かったなって思いました😊


ワイヤレスマイクの受信機側のバッテリーが切れて

有線に変えたり違うトランスミッター使ったりと

そっちは大変でした(笑)


と、いうわけで、

昨日の映像制作の機材中心のお話でした♪


お疲れ様でした〜♪



今日は、来週末に北千住で開催される

コスナビ写真展Legacy2025の出展に向けて

最終準備を進めまーす‼️


パネル印刷のデータ入稿しないと😁


またね👋