『あなたの夢はなんですか?』
今、この質問に答えることが出来る人って
どれだけいるのかな?
僕が子供の頃の文集には将来の夢として
『デカになる。』
って書いてあったよ。
多分、「西部警察」とか「太陽に吠えろ」が
大好きだったんだと思います。
殉職前提とかやめてね。(笑)
でも、子供らしい夢だなぁ~とは思いません。
立派な夢だよね。
こういう夢って、歳なんて関係ないよね。
大きい夢、小さい夢、さりげない夢、儚い夢。
色々あっていいと思うんだ♪
中学2年生の時はね、
自動車の開発エンジニアになりたくて
夏休みの自由研修で「エンジンの研修」と題して、
車やバイクのエンジン「2st」「4st」「ディーゼル」「ロータリー」「V型」「L型」「直列」など
毎日図書館に通ってさ、資料にまとめて銀賞もらったのを覚えてるよ。
審査員の「模型を作れば金賞だった」というコメントを見て
悔し泣きしたことを覚えてるなぁ。
多分、『よろしくメカドック』が
大好きだったんだと思います。
公道キャノンボールとかやめてね。(笑)
この夢は自分でも気に入ってたよ。
(っていう言い方も変だけどね)
そして、気付けばギターを手にしていました。
僕がギターを手にしたのは高校1年生の時。
ギタリストとしては遅い方だね。
高校受験の時、親友が一緒に○○高校受けようぜ!と
誘ってきたから、2人でどうにか頑張って受験して、
僕が受かって親友が落ちちゃったという
全く喜べない受験だった。(笑)
その時期に出会ったのがギター。
そこから僕のギター人生が始まった。
でもね、その時って不思議なもので、
「夢」って考えていなかったよ。
だってね、「これが僕の道なんだ」そう考えていたから。
そしてどうにか卒業して、上京して
色んな形で音楽に携わろうと頑張りながらも
案の定挫折して自暴自棄になった時もあった。(笑)
就職してサラリーマンになった時期もあった。
オートバイの業界にいたこともあった。
どっかの管理職まがいなことや
飲食店の店長みたいなことやってる時期もあった。
現場作業やってた時期もあった。
営業やってた時期もあった。
とにかく、書ききれないくらい色んなことやったと思うよ。
それはただ、ただ生きていく為に。
心のどこかに引っ掛かりを覚えながら。
あ、もちろんそれらの仕事自体は
とてもいい経験させてもらったと思うよ。
経験はムダにはならないからね。
そして、ある時ある出来事がきっかけで、
自分自身を見つめ直す時期があった。
気付けば
『ギターだけが、変わらず僕の傍にいてくれてた。』
申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
ギターに頭下げたよ。
今までごめんなさいって。
長い間、放ったらかしてごめんなさいって。
でも、その気付きからの気持ちの切り替えは早かったよ。
僕にはギターしかないんです。
もう一度弾きたい。
このギターで人生終わらせたいって。
別に誰に言うわけでもないけど、
そう心で呟きながら、ギターを再び手にとったの。
初めは怖かった。離れてた時間が長過ぎて
弾き方すら忘れてたからね。
でも、失うモノも何も無かったから、
まず迷いが無かった。
無心になって弾き続けたよ。
この時すでに次のこと考えてた。
バンド組みたい。生き方としてのバンド、音楽活動。
そして僕の夢が生まれた。
「ギタリストとして世界中のみんなに会いに行きたい。」
地元のみんな、東京の仲間、お世話になった方々、
この辺りのことは以前のブログでも少し触れたけど、
このバンドを通して、音楽活動を通して僕の夢を叶えたいんです。
ギターが上手な人って世の中いっぱいいる。
僕なんて足元にも及ばないよ。
でもね、ギターって不思議な楽器で、
僕にしか出せない何かもあると思うのね。
だから別に勝負をしようとは思ってないよ。
ただ、僕のギター・音楽を届けたいんです。
幸い、応援して下さる方々もいる。
凄くチカラになる。元気になる。
この環境を与えてくれてる家族にも感謝だし。
夢って尽きないものでしょ?
きっと、この先もっと色んな夢が出てくると思う。
その度に色んな困難も待ち受けていると思う。
でもね、ギターがある限り大丈夫。
もし負けても勝つまで立ち向かうだけだから。
失敗ってさ、そこで諦めた時のことでしょ?
だから成功するまで頑張ればいいだけの話。
希望の灯は消しちゃいけないんだよ。
こんな世の中だけどさ、
だからこそみんなで頑張ろうよ。
僕はギターで、音楽で、頑張るね。
『あなたの夢はなんですか?』