昨日の参議院は、各常任委員会等で、日切れをむかえる法案の審議が!!

経済産業委員会など、私が所属する委員会には日切れ法案がありませんでしたので、参議院・国会対策委員会室室にて、担当委員会などの調整や、関係省庁担当者との打ち合わせを。。。

ちなみに…

日切れ法案というのは、ある特定の日を施行日と決めて作られた法律案や、効力の期限があらかじめ法文中に定められている法案のことを言います。

  

特に、予算関連法案に多いのが特徴で、年度始めの4月1日から施行する税制改正に資する法案などがあります。

予算は、この法案を前提に決定されていることが普通なので、このような「日切れ法案」が施行予定日までに成立しないと、財源不足が一定期間生じてしまうことになり、国の活動に大きな影響を与えてしまいます。

また、効力の期限が定められている法案では、期限までに改正案が成立しない場合、その効力が失われて、政策に大きな障害が生じたりします。

なので、年度末が日切れの期限となるため、野党にとっては議事妨害の取引材料になることも…

  

でも、一方では、期限直前に与野党の合意のうえで,ほとんど審議することなく成立することも多いです。

先に衆議院で審議し、その後に参議院の審議を経て成立する流れなので、参議院の責任において年度末までに成立させるという、党派会派を超えたハウスとしての合意が働く場面も多いです。

今回も、予算案を期限内で審議によって成立させること、決算委員会の省庁別審議を新年度からスムーズにスタートするために年度末までに全般質疑を終わらせること、そして各日切れ法案を年度末までに遅れることなく全て成立させることが、与野党国会対策委員長会談などを通して、合意を得ておりました。

衆議院から送付された予算案は、参議院に送付されてから30日目に自動成立します。

これは、憲法上に定められる衆議院の優越によるもので、予算案は、衆議院議決案の受領後30日以内に参議院が議決しない場合、衆議院の議決が国会の議決となります。

時に、是々非々の局面も迎えることもありますが…

二院制の価値と参議院の在り方を確りと堅持するためにも、自動成立となる衆議院の優越は避けたいというのは与野党を超えて共有することでもあります。

  

昨日は、国会対策副委員長としての仕事のみならず、その合間をぬって党務などもしっかり対応できました。

朝から党本部での中小企業・小規模事業者政策調査会の事業承継小委員会に、事務局次長として出席し、ひな壇で議事進行をサポート。

お昼には、経済産業部会のコアメンバーとして、サービス業の生産性向上に資する様々な取り組み事例から学びの機会を。

夜には、酒造家の一面を持つ国会議員として、超党派の米消費拡大・純米酒推進議員連盟に総会に出席!

日本酒造組合中央会の役員さんたちと一緒に、日本酒振興に資する協議をいたしました!

さて、本日3月31日は、年度末&月末…2回目のプレミアムフライデー…皆様は、どのように過ごされましたか?



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