昨日、朝8時からの自民党本部での会議を経て、参議院自民党国会対策委員会、議員総会、そして参議院本会議に出席。

終了後は、参議院自民党の執行部会に出席し…

自民党本部の9階・901号室へ!!!

税制調査会の小委員会もヤマ場を迎え、小委員会において『マル政項目』に関して協議を!!

  

『マル政』とは、政策的問題として検討する扱いの税制です。

ちなみに…
税制改正要望が「国税」と「地方税」に分けてまとめられた「電話帳」と呼ばれる分厚い資料において、各項目のアタマに振り分けの記号として記載されている記号の一つです。

○ → 受け入れる
△ → 検討し、後日報告する
× → お断りする

二重の△マークが「長期検討とする」、△の中に『法』の字が書かれた記号は「法案の内容を見て検討する」、△の中に『事』の字が書かれた記号は「事務当局で検討し、後日報告する」、○の中に『済』の字が書かれた記号は「措置済み」…といった感じです(^o^)/

そして、○の中に『政』の字が書かれた記号が「マルセイ」と呼ばれる政策的問題として検討される項目です!!

  

今回、「酒税について、同一の分類に属する酒類間の税率格差を縮小・解消する等の見直しを行なうべく、速やかに結論を得ること」という酒税関係の項目がありました。

昨年の税制改正大綱においても以下のように書かれ、今年は踏み込んだ見直しが検討されていました!!

「酒税については、同一の分類に属する酒類間における税制格差が、商品開発や販売数量に影響を与え、それがひいては、酒税の減収にもつながっている。このため、類似する酒類間の税負担の公平性の観点や厳しい財政状況、財政物資としての酒類の位置付け等を踏まえ、同一の分類に属する酒類間の税率格差を縮小・解消する方向で見直しを行なうこととし、速やかに結論を得る。その際、消費者の影響緩和や酒類製造者の商品開発に配慮する為、一定の経過機関の下で段階的に実施することとし、税率構造の簡素化や各酒類の定義の見直し等も検討する。」

発泡性酒類におけるビール、発泡酒、新ジャンル。

醸造酒における清酒と果実酒。

それぞれの分類における根拠と論点を明確に示し、意見させていただきました!!

  

10年前の改正で、清酒の税率が下がり、果実酒に税率が上がりました。

その後、清酒の製造場は13%減り、課税移出数量も22%減!?

一方、果実酒の製造場は18%増え、課税移出数量は…ナント63%も増加!!

日本酒を継承し、知名度を向上させるため、弛まぬ努力を重ねてきた清酒の蔵元。。。

昭和48年の国内消費量ピークから、過去40年以上にわたって様々な努力があったにもかかわらず減少し続け、今では、ピーク時の3分の1(>_<)

ワインの数量が増えているとはいえ、その内の7割は輸入ワイン…残り3割は国産ワインですが、その原料の多くは輸入果汁で、日本で栽培されたブドウを100%使って醸造した日本ワインが課税移出数量の中で締める割合は…たった3.7%(@_@)

  

輸入ワインの多くはチリ産などの安いボトルワインばかりなので、価格ではなく品質の良い日本ワインをしっかり育成していくためにも、低価格ワインとの差別化を図る機会となります。

清酒、焼酎、ワイン等及びビールの製造者のうち、前年度課税移出数量が一定数量以下の製造者の場合、所定の数量までの税額の計算において、所定の割合を乗じて酒税額を軽減する特別措置がありますので、経営基盤が脆弱な中小製造場はしっかりと支援できる環境は存在します。

地方創生や酒蔵ツーリズムの振興にも寄与する税制措置。

財政物資として、伝統産業・地域産業として酒類の健全な発展のため、効果を発揮してくれるものと期待しています。

その他にも、中小企業関係では中小企業軽減税率の延長、事業承継税制の要件緩和、投資促進税制や所得拡大促進税制の強化・拡充など、実現すべきものを実現できるよう、最後まで最大限の努力を重ねていきます(^o^)/

  

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