![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151028/21/shuji-miyamoto/5f/fe/j/t02200293_0800106513467661075.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151028/21/shuji-miyamoto/eb/b2/j/t02200165_0800060013467661076.jpg?caw=800)
黒部ダムから、バスで黒部トンネルまで移動して、黒部川第四発電所とを接続するインクラインの乗り場へ!
地下なのに天井が高く、大物輸送に備えクレーンも設置されております。
動力部とか色々と見学してから、インクラインに乗車して発電所まで移動。
いわゆるケーブルカーですが、産業用に建設された鋼索鉄道なので『インクライン』と呼ぶそうです。
釣瓶式2連交走式、延長815m、標高差456m、斜度34度、最大積載量25t、運転速度40m/分で所要時間は約20分となっています。
そして…インクラインを巻き上げているのが、56mmのワイヤー!
しっかりと管理・メンテナンスされており、定期的に交換しているので、これまでも一度も事故は発生していないそうです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151028/21/shuji-miyamoto/d9/1d/j/t02200309_0800112413467661077.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151028/21/shuji-miyamoto/2b/9c/j/t02200124_0800045013467661073.jpg?caw=800)
2台のインクラインが中間地点ですれ違う交走式です。
地下を下るだけで車窓風景も見られないので、車内では黒部発電所に関するビデオを上映しながら移動。
そして、ビデオの中には…
黒部川第四発電所と黒部峡谷鉄道の欅平駅を結ぶ上部軌道トンネル内で、2002年の紅白歌合戦において、中島みゆきさんが「地上の星」を熱唱したものも紹介。
34度の角度は、体感ではかなりの傾斜です(-_-;)
スキーのジャンプ台とほぼ同じだそうですので(^^;
インクラインのレールに沿って、脇には階段が延々と続いています。非常時に使用するそうですが、訓練・点検以外で使われたことは未だにないとのことでした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151028/21/shuji-miyamoto/5e/9b/j/t02200165_0800060013467662836.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151028/21/shuji-miyamoto/e8/80/j/t02200165_0800060013467662838.jpg?caw=800)
黒部川第四発電所では、地下にかなり巨大な空間が存在し、ここに4基の発電機が設置されています。
電力供給に大きく貢献しただけでなく、黒部川全体の流量を調整し、下流発電所の発電能力を高めることにも大きく貢献しています。
くろよんから排出された水は、下流発電所2箇所でも再利用されるため、極めて高効率発電を実現しています。
完全自動化された制御室、黒部川の発電所は全て無人化され、通常は遠隔操作されています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151028/21/shuji-miyamoto/6c/b5/j/t02200165_0800060013467662837.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151028/21/shuji-miyamoto/9d/42/j/t02200124_0800045013467661074.jpg?caw=800)
黒部川第四発電所における出力は、国内4位の33万5千キロワットで、25万世帯の電力を賄っているそうです。
日本のエネルギー政策において、昭和30~40年代に電力需要が急増し、供給力の大幅な増強が求められました。
この状況を受け、大規模開発が必要で工期面など課題が多い水力発電ではなく、重油を使う大容量の新鋭火力発電の建設が推進されたため、1965年頃の時点では、火力と水力の比率が7対3となり「火主水従」が確立したそうです。
しかし、火力をベース電源としてピークの時間帯を水力で調整する方式においても、調整能力の大きい大貯水池を持った水力発電が必要となるので、関西電力において社運をかけて建設したのが、昭和38年完成の「くろよん」でした!
フル出力に至るまでの時間が短いのが水力発電の大きな利点で、関西電力堺港発電所にある最新鋭の天然ガス火力でさえ1時間以上かかるのに対し、「くろよん」は15~20分で最大出力までいくということで、調整・バックアップにおいても大きな効果をもたらしています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151028/21/shuji-miyamoto/c7/57/j/t02200165_0800060013467662839.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151028/21/shuji-miyamoto/6b/3e/j/t02200165_0800060013467662840.jpg?caw=800)
現在、ほとんどの原子力発電の長期停止を受けて、関西電力では黒部川第4発電所をはじめとする黒部川水系に11施設ある水力発電をフル稼働させ、設備改修にも積極的に取り組んでいるそうです。
全長86キロの黒部川水系に11施設ある水力発電の出力は、計89万4600キロワット。
大容量の原発1基分にも及ばないとはいえ、原発が長期停止してからはフル稼働状態のようです。
黒部ダム保守管理担当者によると、「水量には限りがあり24時間運転はできないが、水位を高く保ち、いざというときに長時間発電できるようにしている」とのこと。
発電所の新設・稼働や既存施設の改修も推進し、出力増強にも不断の努力をされています。
水力、火力、原子力などにはそれぞれ長所と短所があるので、関西電力においても引き続きベストミックスを考えていくという基本姿勢を打ち出しております。
世界最高基準の安全性を確保した上で、可能な原子力の再稼働も必要だと感じています。
当たり前に電力が存在していると錯覚しているのか、安定した電力供給に資する不断の努力への理解が及んでいないのか、日本国内におけるエネルギー政策に対する理解は、十分ではないと思っています。
未来に向けたエネルギーのベストミックスの具現化・実現化に向け、最善の努力を重ねていくことを、改めて強く意識しました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151028/21/shuji-miyamoto/15/65/j/t02200165_0800060013467637614.jpg?caw=800)
応援の「いいね!」をよろしくお願いします。
宮本周司セレクト情報を発信していますので、お友達にもご紹介ください(^^♪
宮本周司facebookファンページです♪p
宮本しゅうじが毎日更新! 地方創生に向けた日々の活動を発信しています!!
毎日更新する、宮本しゅうじフェイスブックページです♪
2015年1月1日!参議院議員みやもと周司の公式ウェブサイトがリニューアルしました!!
「みやもと周司」公式ウェブサイト
宮本酒造店の至福の一滴!醸し人の心を伝える、あのプレミアム商品もご購入頂けます!!
小さな手造りの酒蔵…『夢醸』『のみよし』『美酒のだし』
【コメントへの返信】
一有権者さん、コメントありがとうございます。
私は初めて訪れたので、全てが驚きであり、勉強になることばかりでした。