昨日は…参議院本会議での代表質問でした!!

36名いる同期『参志会』の中では、おそらく5番目だと思いますが…参議院本会議にて登壇し、自民党・公明党を代表して質問させていただきました。

『特許法等の一部を改正する法律案』及び『不正競争防止法の一部を改正する法律案』に関して、法改正の意義、主に中小企業・小規模事業者の観点から4点の質問をさせていただきました。

宮沢経済産業大臣からの趣旨説明の後に、質疑者として参議院議長より指名されて、登壇…

本会議場を見渡すと…



自分がその中心に立っていること、与党代表での質問者であることなど、これまでも意識して取り組んできましたが、改めて自分の政治活動に対する責任と使命感を強く実感し、心地好い緊張を覚えました。

何箇所か発声の悪い場面もありましたが、概ね問題なく質問することができました。

与党の先生方からの応援はもちろん、参議院経済産業委員長や野党筆頭理事さんなど、野党会派の先生方からも『がんばれ~!!』という声援も受け、同時に中小企業・小規模事業者観点の質問が多いことに対する野党からの『ヤジ』も受けながらでしたが(^_^;)

でも、与野党問わず多くの先生方から、左右も広い範囲に視線を向け、目線が原稿読みの下向きに集中することもなく、堂々と落ち着いた表情で、良い内容の質問だったと、高評価をいただきました。

お世辞半分としても…自分でも緊張はあっても、舞い上がることはなく、大体イメージ通りに主張できましたので、今の自分が持ち合わせている実力の範囲で質問でき、納得しています。

皆様方の応援に心より感謝いたします!!



以下が、私の代表質問の内容です(^^♪

「自由民主党の宮本周司です。私は自由民主党・公明党を代表して、ただいま議題となりました、「特許法等の一部を改正する法律案」及び「不正競争防止法の一部を改正する法律案」について、宮沢経済産業大臣に質問いたします。

まずは、我が国の特許の現状について伺います。近年、国内における特許出願件数は減少が続いており、十年前には年間42万件だったものが、昨年は32万件台と、約25%減少しております。

一方で、グローバル化の進展に伴い、国際特許の出願件数は10年前との比較では約70%増と堅調に推移してきましたが、昨年は前年比で4%ほど減少となり、中国やアメリカの企業が出願件数を順調に伸ばす一方で、我が国は頭打ちの状態になっております。

これらの状況は、特許化する技術を精査・厳選するという、企業における知財戦略の変化も背景にあると推察しますので、出願件数だけが国や企業の技術力評価要素ではないと理解しております。しかしながら、このまま特許出願が減少してもよいのか、将来的に我が国の技術的な優位性が損なわれるのではないかと、危惧するのも事実であります。

日本を「世界で最もイノベーションに適した国」にするため、こうした現状をどのように捉え、今般の法改正をどう位置づけていくのか、宮沢大臣のご見解をお伺いします。



私は商工会出身で、小さな酒蔵の経営者でもあり、中小企業・小規模事業者のための政策実現を目指して活動しております。そうした観点で今回の法案を見ますと、やはり大企業を念頭においた改正ではないのか、中小企業・小規模事業者に対して丁寧な支援策が取られるのだろうかと懸念する内容もあります。

今回の特許法改正では、職務発明に関する契約や勤務規則などを定めている企業は、特許を受ける権利を企業に帰属することが可能となります。しかし、大企業の99%が職務発明規定を定めているのに対し、中小企業でこうした規定を制定しているのは20%に過ぎず、多くの中小企業・小規模事業者にとって、知的財産への対応に余力がないというのが実情であります。

中小企業・小規模事業者の中にも、優れた技術を有する企業はたくさん存在しますが、それを知財戦略という面からフル活用できている企業は、残念ながら極めて少ないと言わざるを得ません。

今回の改正を機に、職務発明のみならず、中小企業・小規模事業者の知財戦略全般を丁寧にサポートする体制の構築も必要と考えますが、いかがでしょうか。大臣のご見解をお伺いします。



次に、不正競争防止法の改正について伺います。海外への技術流出や、企業の情報漏えいなどが大きな問題となる中で、営業秘密侵害罪の罰金引き上げ、海外重課、非親告罪化、犯罪収益の没収規定の創設など、今回の法改正は大いに評価できる内容だと思います。

こうした制度が厳格に運用されることにより、営業秘密漏えいに対する抑止力が高まり、その実効性が向上し、諸外国と遜色がない水準になるものと期待します。

営業秘密の保護を実現するには、法整備のみならず、企業における取組みも必要不可欠です。しかし、営業秘密の漏えい防止に取り組んでいるのは、大企業が67%、中小企業が47%、小規模企業にいたっては38%と、企業規模が小さいほど対策が十分ではないというデータが確認されています。

まだまだ十分に体制が整っていない中小企業・小規模事業者に対して、営業秘密の漏えい防止に資する取組みを、どのように支援していくお考えか、宮沢大臣にお伺いします。
 
また、中小企業の技術力が、我が国産業の強みであることを鑑み、守りだけでなく、攻めによる成長を促していくことも必要であると考えます。オープン・クローズ戦略を含め、知的財産戦略に、中小企業の成長をどう位置づけていくお考えか、合わせてお聞かせ下さい。

中小企業の努力と英知の結晶であり、我が国の宝といっても過言ではない特許技術や営業秘密など知的財産について、企業規模の大小に関わらず、一層きめ細かい対応を講じていく必要があると考えます。このことを最後に政府にお願いいたしまして、私の質問を終わります。」



以上の内容を、5分間で!!

「ちょっと話すペースが速いんじゃない?」と感じた方もいらっしゃるかもしれませんが…

5分というのは、国会運営の中で与野党で確認された時間だったので、この時間内におさめるために多少速いペースで話し、強調するポイントでは「ゆっくり」「ハッキリ」と!

何とか、許容範囲内でまとめることができました(^_^;)

  

本会議終了後は午後にかけて、来客対応やレクチャーの対応、お世話になった先生、派閥の先生のもとへのご挨拶などなど。

14時50分はに、参議院の第1委員会室に入室…

国家基本政策委員会合同審査会が開催され、テレビ入りにての党首討論が!!

私は、公務が重なった某副大臣の差し替えで指定席に入りました。

周りは党の役員や、大臣、副大臣、政務官など、蒼々たる顔ぶれ…傍聴席ではなく、審査会委員席に無役で座っていたのは…私だけ(^_^;)

その後も、石川県市議会議長会の中央要望合同懇談会、松村参議と中小企業庁との打合せ会、そして宮沢大臣をはじめとする経済産業政務三役との懇談会と、夜までビッシリと濃いスケジュールが続き、かなり充実した内容の一日でした。



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【コメントへの返信】
一有権者さん、コメントありがとうございます。
登壇して、国会の、参議院の、本会議場で、代表質問ですから、改めて使命と責任を実感するという意味での緊張がありました。