昨夜遅く、会社から自宅に車で向かっていると、急に猛吹雪に!?

ちょっと先が全く見えないホワイトアウト状態!!

下の画像は街灯のある明るい箇所での撮影なので、少し見通せるように思われるかもしれませんが、街頭のないところでは吹きつけてくる雪にヘッドライトが反射され、吹雪に包まれているかのように何にも見えませんでした…久しぶりに、運転していて「怖い」と思いました。。。

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さて、昨日のブログの続きです。

我が国の酒、國酒である日本酒の現状と言えば…

今に始まったことではありませんが…

商品量は依然として右肩下がりで、減少が続いています。

いつからか!?

たしか、日本酒の国内消費量のピークは、昭和50年頃で167万キロリットルでしたが、現在は約60万キロリットル…約3分の1ですよ!?

日本酒製造免許を保有している製造場(酒蔵)数は、過去は1万場以上あったのに、現在は1900場ほど…その中で稼働している製造場は1200場ほどです。

そして、日本酒の市場としては、ナショナルブランド等のトップ10社がシェアの53%強を占めています!

上位30社で71%、上位80社で80%ですから、その他の全国各地にある中小酒蔵約1100社が残りの20%…。

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直近の10年間で、トップ10社のシェアは約10%拡大し、11位から20位のシェアが1~2%増、21位~30位のシェアが若干縮小していることから、10年後にはトップ30社で国内シェアの80%以上を占める確率が高いと予測されています。。。

これが現実です!!

これに加えて、少子高齢化による飲酒量の減少、そして若者層の日本酒を含む酒離れも危惧されている現状ですので、日本酒業界としての未来は…。

日本酒業界は、こんな光も見えない世界なんです。

そんな国内消費量の激減が、大手・中堅を中心とした海外への日本酒輸出を加速させ、国内における価格競争にも拍車がかかり、更に地方の中小酒蔵に厳しい現実が!?

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2007年に13年ぶりに本格焼酎の値上げが実施され、ついで2008年にはビールと洋酒も相次いで値上げ。

この頃は、ガソリン税など、租税特別措置法の扱いで紛糾した、石油価格が高騰した時です。

石油高騰の影響を受け、ビンなどのガラス製品、ラベルや箱などの紙製品など、日本酒商品に係る多くの原料・資材が値上げ!

日本酒も価格改定の好機でした!

が…

その年の春に石油高騰が騒がれ、酒造組合等の業界内では、夏頃に大手ナショナルブランドが価格改定に踏み切るとの情報を得て、地方の中小蔵はそれを待ち望んでいました。

製造規模が小さくなるほどにコストは上がりますし、大手メーカー商品と比較すると、地方中小メーカーのレギュラー商品の価格は若干高めです。

景気も後退し、消費も停滞気味、かつ日本酒消費量は右肩下がり…単独で値上げした段階で、自社商品の売上に大きく影響しますから、ナショナルブランドを筆頭とする業界を挙げての価格改定が、地方メーカーが期待するところ…

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しかし!?

いくつかの要素も絡み合って、大手メーカーと流通関係との折り合いがつかず、最終的には値上げは見送られることに…

業界を大局的な見地から判断すると、ジリ貧の我慢比べ?

あえて書きますが、愚痴ではないです。
弊社が生きる日本酒業界の現状をお伝えしているだけです。

弊社では、その更に前より少しずつ変化をしてきています。
多分12年ほど前から…その時その時に調査し、精査し、検証し、判断し、他より先んじて次の一手を打ってきました。

それらの少しずつの変化が、後々になって予想外の繋がりを見せ、現在の取り組みであり、弊社の“地元地域における酒蔵としての在り方”である『酒蔵イノベーション』の実現に!!

続きは、明日のブログで。。。


2012年1月12日ブログ~『仮設商店街への支援のお願い。』

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