先日の日帰り東京出張で全国連での用事を済ませた後は、帰りの便まで２～３時間ほど余裕があったので…
全国連の入る有楽町電気ビルヂングを出て、目の前のＪＲ有楽町駅をスルーして、反対側の銀座エリアへ。。。
先ずは、上画像の右側にちょっとだけ写っている、『銀座和光』向かいの『銀座三越伊勢丹』へ。
地下の酒売場をや食品フロアを視察して、目新しいものや人気のあるものもチェックしますが、特に意識しているのは“目に飛び込んでくるもの”！？
首都圏の百貨店やストリートを視察する際に意識している“目に飛び込んでくるもの”とは？
商品としてのトレンドではなく、商品が発する商品力というか…
田舎は田舎の商売がありますし、首都圏百貨店と町の酒屋さんの違いはあります。
流行り廃りに順応し続けるような企業規模でもないですし、そんな機動力も持ち合せていません。
手造りでこだわって表現する味わいに、そんなに多くの方向性は存在しませんから、当酒蔵は他社さんとの比較でも結構少ない、絞り込んだアイテム数です。
そんな酒蔵を切り盛りする私が、いつも観察しているのは…
パッケージデザインやラベルデザイン、色使い、商品に関するコピーなど、お客様への訴求に資する要素です。
目に訴えてくるもの、興味がわくもの、買う気をそそるもの。
例えば、今回も帰り際にわざわざ買いに行った『キルフェボン』のタルト。
スイーツとしては、安くはない商品です。
でも、味わいはもちろんのこと、商品のトータルイメージの演出が優れていて、食欲や興味をそそります♪
季節感あるフルーツを多用するため、季節や一定期間で商品は展開しますので、種類はかなり多いと思いますが、季節感を重視したコピーや訴求効果により、ユーザーに通年で四季を意識させています。
酒類商品に置き換えれば…
ラベルデザインやボトルデザイン。
ビンとラベルの色使いや配置。
トータルパッケージデザインに、商品の強みを端的に表現するコピー。
中身には当然こだわっています。
契約栽培の原料米、仕込み水、仕込技や特別な工程…などなど。
でも、これらのこだわりは、各酒蔵に存在します。当酒蔵だけでなく、どの酒蔵も頑張っています！
…ので、この面での差別化は難しいです。。。
そのこだわりを上か下かとランク付けできるわけがなく、そのこだわりによって表現される香味は、飲んで頂かなければ最終的には理解されません。
であれば、こだわりの理解ために、飲んで頂くことを最優先に考えます。
飲んで頂くためには、ご購入頂かなければいけません。
ご購入頂くためには、他商品より興味を感じて、手にとってもらわなければいけません。
手にとってもらうには、見た目に発信力が備わっていることが大切になります。
その発信力は、ラベルデザインやボトルの形や色など、パッケージデザインに起因します。
試飲販売等の有人プロモーションでは、話術と試飲でそれらをカバーできますが、無人で商品だけがお客様と接する場合がほとんどです。
であれば…パッケージデザインや“見せ方”は、軽く扱えないですよね？
百貨店やストリートをブラブラ視察することで、そのヒントとなる要素を収集しています♪
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