一昨日の夜は、能美市の「根上り七夕まつり」で頑張った染谷くんとOBの笹津先輩と、久~しぶりに飲みました。

目的は、来週開催する北陸先端大学院大学の近藤教授を招いての勉強会の打ち合わせ。今年はじめに、別団体でご一緒している地元の病院の理事長と染谷くんを引き合わせてから、色々と発展して、近藤教授のお話を聞くことに至りました。特に商工会青年部としてではなく、経営者、後継者の地元有志で受講します。近藤教授が専攻する知識科学において確立した、『4画面思考』を学ぼうというものです。自然科学的アプローチと人文学的アプローチにより、価値創造経営を構築し、元気な企業づくりを実践する為の理論です。

我々小規模事業者の経営者、後継者は、おそらく理論的に経営を学び、戦略的経営を実践している方は少ないでしょう。しかし、各業種において事業者が飽和状態になり、生活レベルでの消費が低迷し、地域間格差や企業間格差が拡大傾向にある現状において、この理論を習得し、実践することの必要性を感じています。一朝一夕に具体化できるものではありませんが、個々が意識改革をし、その専門業種においてオンリーワン、ナンバーワンのモノや技術、サービスを確立していくことが急務だと思います。だから、この勉強会を開催することになりました。

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そして残りの時間は、ほとんど祭りの慰労だったかな?今回の祭りで担当委員長として、太鼓チームのリーダー役として頑張った染谷くん。でも、誤解しないでくださいね?祭りを成功させたのは、担当委員会のメンバーであり、太鼓やレンジャーチームのメンバーであり、そして終日各模擬店テントを責任を持って運営した全ての部員です。そのことは、本人もちゃんと認識していますし、仲間達にとても感謝しています!!

我々が労をねぎらったのは、その牽引役として、取りまとめ役としての責任を、自分で納得できる状態で遂行できたことです。まつり準備期間中は忙しく、時間が制約される中で一生懸命頑張っていることを承知の上で、能美市青年部相談役として、資料の準備不足や取り組みの不手際に対して苦言を呈し、彼に負荷をかけたりもしました。意識して自分を高めようとしていることを昨年から確認していましたし、これまで色々な相談にも乗ってきていました。だからこそ今回のチャンスを有効に活用してもらうために、乗り越えるべきハードルを少し高めにしました。

彼は今回、それをきっちりやり遂げました。当然、納得していないこと、後悔していることもあるでしょう。でも、初めての経験や忙しさを乗り越えたことは、過去の自分を乗り越えたということです。人として、後継者として、ステージを上がったということです。次に同じ類のことに直面しても、今回ほどの忙しさや不安はないでしょう。それを繰り返して、人間は成長すると思います。

昔、言葉を話せなかった私達は、言葉を覚え、意味を知って、現在普通に話せます。挫折や嫌なことから逃げることをせずに、習得してきた姿がおひとりお一人にあります。が、大人になるにつれ、知恵がつき、自分に必要なものと必要でないものを判断し、困難なことを避けようとしてきています。でもそれらのことは、誰もが出来ることだと思います。数時間で出来るかもしれないし、一生かかるかもしれない…でも、諦めなければ、いつかは必ず出来るものだと思います。やるもやらないも自分、最初も最後も自分です。

皆さんは今後も、色々な機会、色々なきっかけがあり、様々な事業、様々な青年部活動に直面するでしょう。自分を高めるために、自分の事業所に良い効果をもたらす為に、ぜひ意識してこれらを利用しましょう!!活用しましょう!!始めることも、終わらせることも、自分次第です!!

染谷くんを含めた全青連事業の後継者育成塾受講者の皆さん!!アイデアシートの提出期限が迫ってきていますよ?お仕事や青年部活動でお忙しいと思います。が、時間をつくるのも、考えるのも自分です!!今回のカリキュラムを有効に体験できるよう、いま自分がしなければいけないことを実践しましょう!!

帰宅したら、冷蔵庫の中にサラダにメッセージが添えられていました。私の元気の源です!!

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