昨日は、近隣自治体関係の団体さんが酒蔵を視察に来られました。感謝！！
能美市特産品の本格加賀丸いも焼酎【のみよし】の酒蔵見学です。弊社の【のみよし】は、行政、市内各種団体と連携して開発した『能美ブランド』第一弾の商品です！！地域ブランドですね？
ほとんどの方が女性でしたので、ゆっくり酒蔵をご案内し、質疑応答も含めて約１時間の視察でした。
最近、全国各地で地域ブランドの創出に資する取り組みが展開されています。中には、Ｂ級グルメとして具現化するものも！！
地元の石川県でも様々な取り組みがありますが、地域ブランドを確立するためには何が必要でしょう？？？
ちょうど、一昨日の日経流通新聞に関連記事が掲載されていました。
「＜ブランド戦略＞とは、商品やサービス、地域や組織などが、顧客や消費者から高い評価、期待を得る為の取り組みをさし、単なる商品化やＰＲ活動に終始するような近視的・短期的なものだけでは「戦略」として不十分である。長期的視野に立ち、複合思考で地域力や資源を総合的に運用することが重要だ。」と。
かつ、具体的な手法として…
「ブランド戦略を組織的、計画的に行うには、顧客や消費者視点でそのブランドが何を目指していくのかを明文化する『理念』や『ビジョン』、それに基づいてブランドの概要や方向性を意味する『コンセプト』の明確化が不可欠だ。」
「それを実行するための具体的な『アクションプラン』を、①ブランド戦略を担う組織、②ブランドの構築、③ブランドの管理、の３つの面から設定するが、いずれも地域の事業者や住民が参加できる仕組みでなければ、地域活性化には結びつかない。」
いかがでしょう？
商工会青年部の仲間たちにも、地域ブランドづくりに直接関わっている方も多いのではないでしょうか？？？
自分で言うのもなんですが、弊社の『本格加賀丸いも焼酎【のみよし】』は、最初からかなりつくり込みました。開発の話が出てから、事前の調査研究で約半年。その後、開発事業の母体となる行政、各種市内団体の長で構成された「地域ブランド戦略会議」を中心に、実現に向けた協議を開始し、基本コンセプトやビジョンを策定するのに約半年。
商品開発の中身（焼酎）は、弊社が国税庁関係の研究機関や専門の先生方にご指導頂いて、その仕込み工程を構築。商品名やロゴ、パッケージなどは、「地域ブランド戦略会議」に参画する各種団体から有識者を募って、「ネーミング部会」「デザイン部会」「販売戦略部会」を構成して作り込みました。
最終的には、焼酎製造は弊社、原料供給は地元ＪＡ、販売や情報発信は酒販店さんや料飲店酸も含む商工会、観光物産協会、温泉観光協会、能美市やＪＡと連携して。
更に半年かけて、石川県で初めてとなるいも焼酎製造免許取得や製造等で約半年…平成１９年１０月２８日の発売まで、１年半をかけております。地域の皆様との連携、ご協力もあり、『本格加賀丸いも焼酎【のみよし】』はほぼ計画通りに展開し、丸３年が経過しようとしています。今でも毎年春に「地域ブランド戦略会議」を開催し、状況報告や事業計画を報告、協議しております。
この様に紹介するとよく誤解されるのですが、設備投資や運転資金は、全て県制度融資で弊社が借り受けていますので、開発に係るリスクは全て弊社にあります！！
それでも、合併した新市にとってシンボルとなる特産品開発、地域の１次産業、２次産業、３次産業にも派生する事業など、地域にとっての利益を最優先した取り組みであり、現在もそのスタンスは変わっておりません。
焼酎製造で発生する副産物「蒸留廃液」は産業廃棄物の指定を受けますが、２年がかりで液体肥料化することに成功しました。シンボルとなる特産品開発という光と同時に、産業廃棄物という影を作りたくなかったので、焼酎開発当初から同時進行で調査研究を実施していました！！
この液体肥料化に係るコストも全て弊社負担で実施しています。今年は、岡元農場さんにご協力頂いて、お米や加賀丸いも栽培に液体肥料を使用して頂き、その優位性や機能性を実地検証しております。実証されれば、無駄を生み出さない地域内資源循環、市内農産品への新たな付加価値の創出、生産者さんの肥料コスト削減など、直接的、間接的に地域に還元することが出来ます。
ラベルや箱などのパッケージに係る資材の確保は、一般的には市外、県外の酒業界に精通した印刷業者さんに集中するのですが、全て市内業者さんで、かつ現役青年部員や青年部ＯＢの会社で！！伝統工芸品である「九谷焼」とのコラボ商品も毎年展開！！
相互の努力で小規模企業によるコスト高を補い、地域内の各種産業活性化の一助となるように展開させて頂いています。そして、開発に関わった方々にも喜んで頂き、市民の皆様にも誇りに思って頂けるような特産品開発事業になるよう専心努力しております。
改めて振り返ると、本当に有意義な事業に関わらせて頂けたと思いますし、勉強もさせて頂きましたし、まだまだ出来ることはあります！地域への感謝と還元を意識し、挑戦心と向上心を持って、今後も精進して参りたいと思います！！
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ほとんどの方が女性でしたので、ゆっくり酒蔵をご案内し、質疑応答も含めて約１時間の視察でした。
最近、全国各地で地域ブランドの創出に資する取り組みが展開されています。中には、Ｂ級グルメとして具現化するものも！！
地元の石川県でも様々な取り組みがありますが、地域ブランドを確立するためには何が必要でしょう？？？
ちょうど、一昨日の日経流通新聞に関連記事が掲載されていました。
「＜ブランド戦略＞とは、商品やサービス、地域や組織などが、顧客や消費者から高い評価、期待を得る為の取り組みをさし、単なる商品化やＰＲ活動に終始するような近視的・短期的なものだけでは「戦略」として不十分である。長期的視野に立ち、複合思考で地域力や資源を総合的に運用することが重要だ。」と。
かつ、具体的な手法として…
「ブランド戦略を組織的、計画的に行うには、顧客や消費者視点でそのブランドが何を目指していくのかを明文化する『理念』や『ビジョン』、それに基づいてブランドの概要や方向性を意味する『コンセプト』の明確化が不可欠だ。」
「それを実行するための具体的な『アクションプラン』を、①ブランド戦略を担う組織、②ブランドの構築、③ブランドの管理、の３つの面から設定するが、いずれも地域の事業者や住民が参加できる仕組みでなければ、地域活性化には結びつかない。」
いかがでしょう？
商工会青年部の仲間たちにも、地域ブランドづくりに直接関わっている方も多いのではないでしょうか？？？
自分で言うのもなんですが、弊社の『本格加賀丸いも焼酎【のみよし】』は、最初からかなりつくり込みました。開発の話が出てから、事前の調査研究で約半年。その後、開発事業の母体となる行政、各種市内団体の長で構成された「地域ブランド戦略会議」を中心に、実現に向けた協議を開始し、基本コンセプトやビジョンを策定するのに約半年。
商品開発の中身（焼酎）は、弊社が国税庁関係の研究機関や専門の先生方にご指導頂いて、その仕込み工程を構築。商品名やロゴ、パッケージなどは、「地域ブランド戦略会議」に参画する各種団体から有識者を募って、「ネーミング部会」「デザイン部会」「販売戦略部会」を構成して作り込みました。
最終的には、焼酎製造は弊社、原料供給は地元ＪＡ、販売や情報発信は酒販店さんや料飲店酸も含む商工会、観光物産協会、温泉観光協会、能美市やＪＡと連携して。
更に半年かけて、石川県で初めてとなるいも焼酎製造免許取得や製造等で約半年…平成１９年１０月２８日の発売まで、１年半をかけております。地域の皆様との連携、ご協力もあり、『本格加賀丸いも焼酎【のみよし】』はほぼ計画通りに展開し、丸３年が経過しようとしています。今でも毎年春に「地域ブランド戦略会議」を開催し、状況報告や事業計画を報告、協議しております。
この様に紹介するとよく誤解されるのですが、設備投資や運転資金は、全て県制度融資で弊社が借り受けていますので、開発に係るリスクは全て弊社にあります！！
それでも、合併した新市にとってシンボルとなる特産品開発、地域の１次産業、２次産業、３次産業にも派生する事業など、地域にとっての利益を最優先した取り組みであり、現在もそのスタンスは変わっておりません。
焼酎製造で発生する副産物「蒸留廃液」は産業廃棄物の指定を受けますが、２年がかりで液体肥料化することに成功しました。シンボルとなる特産品開発という光と同時に、産業廃棄物という影を作りたくなかったので、焼酎開発当初から同時進行で調査研究を実施していました！！
この液体肥料化に係るコストも全て弊社負担で実施しています。今年は、岡元農場さんにご協力頂いて、お米や加賀丸いも栽培に液体肥料を使用して頂き、その優位性や機能性を実地検証しております。実証されれば、無駄を生み出さない地域内資源循環、市内農産品への新たな付加価値の創出、生産者さんの肥料コスト削減など、直接的、間接的に地域に還元することが出来ます。
ラベルや箱などのパッケージに係る資材の確保は、一般的には市外、県外の酒業界に精通した印刷業者さんに集中するのですが、全て市内業者さんで、かつ現役青年部員や青年部ＯＢの会社で！！伝統工芸品である「九谷焼」とのコラボ商品も毎年展開！！
相互の努力で小規模企業によるコスト高を補い、地域内の各種産業活性化の一助となるように展開させて頂いています。そして、開発に関わった方々にも喜んで頂き、市民の皆様にも誇りに思って頂けるような特産品開発事業になるよう専心努力しております。
改めて振り返ると、本当に有意義な事業に関わらせて頂けたと思いますし、勉強もさせて頂きましたし、まだまだ出来ることはあります！地域への感謝と還元を意識し、挑戦心と向上心を持って、今後も精進して参りたいと思います！！
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