森副会長、山本部長、コメントありがとうございました。

昨日は、3時50分頃に能登町の国民宿舎能登やなぎだ荘を出発し、6時前に会社に到着。所属する他団体の視察研修に必要なものを積み込み、一旦帰宅。シャワーを浴び、着替えてから集合場所へ。7時20分頃にはバスが到着したので、事務局の部屋から荷物を積み込み、メンバーを迎える準備完了。

とある団体の視察研修で、滋賀県あいとう町の循環型社会のモデルとなる施設や取り組みを視察に行くことになり、バスで日帰り。自分が提案した内容ですし、担当なので、強行スケジュールとなりましたが、何とか間に合いました。

行きのバスの中は、当然お休みタイム。他の委員会メンバーにバス内のことはお任せ・・・。視察先に到着するまでの2時間半は、本当に熟睡してました。

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施設に到着すると、周りの菜の花畑は一面黄色のじゅうたんに。現地に到着してからは、担当者から全体の取り組みや施設の説明をして頂き、その後は施設内の見学。非常に先輩メンバーも興味深く話を聞いて頂き、色々質問したり、施設内もウロウロ・・・細部にわたって見学されていました。この施設には『道の駅』が隣接しているので、本当に多くの方がいらっしゃいました。(もともとは『道の駅(画像)』の建物から始まった取り組みですが・・・)

この施設は、地元の青年部現役&OBで結成している「NPO法人 エコ未来塾」の主たる取り組みのきっかけになったところです。当時、市町村合併を控え、我々が生まれ育った地域のことを真剣に考えた際に、私がインターネットで見つけてきた「菜の花プロジェクト」が、メンバーの興味を引きました。その核となる「あいとうエコプラザ」をすぐに訪問し、内容や手法を学び、小さい規模ながら、自分たちなりに少しずつ実行してきました。右往左往しながら、多くの方のお力を借りながら、今日に至ります。

『菜の花プロジェクト』とは、まず菜の花を栽培し、菜種を搾取。菜種から菜種油を取り、食用に使用。使用済みの廃食油を回収し、メタノールを加え、エステル交換反応によりバイオディーゼル燃料に。その燃料を農耕機やディーゼルエンジン車に使用し、循環するというものです。通常の軽油と比較しても二酸化炭素等の排出量も少なく、菜の花を栽培することで、光合成により二酸化炭素を吸収。途中過程で発生する油粕なども肥料や飼料として活用され、無駄の無い、環境や自然にやさしいシステムです。下の画像は、バイオディーゼル燃料製造過程のサンプルと、それで動くゴーカートです。この燃料を使用すると、排気ガスも天ぷらを揚げているようなこうばしい良い香りなんですよ!!

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最初の立ち上げ時にこの施設を訪問して以来、じっくり滞在したのは久しぶりです。エコ未来塾メンバーの先輩もこの視察に参加していたので、昔話をしながら・・・感慨深いものがありました。

その後は、近江牛の老舗のお店で昼食をとり、彦根城を経由して帰りました。当然、帰りもバスの中で熟睡でしたが・・・。