後継者コンサルタント、㈱国際後継者フォーラムの二条彪先生のメルマガよりご紹介します!!


(その3)

社長が最終的に身につけなければいけない力は、「勘」の力です。

これはOK!これはダメ!

そんな判断ができる「勘」の力がなければ、経営はうまくいきません。



それでは、「勘」を磨くためにはどうすればよいのでしょうか?

「勘」は、言葉にできない感覚的なものです。
「勘」は非言語的・非論理的なものです。

非言語的・非論理的だから、センスや感覚を大事にすればいいんだ!と思っていると、いつまで経っても「勘」は磨かれません。

これだ!という「勘」を磨くためには、基礎から知識を積み上げていく学びと

なぜこうなるのか?という問いに対して答えを出していく論理的思考が求められます。



AだからB、BだからCという論理的な思考を続けていくと、ある日ある時、「こうしたらもっとよいのではないか?」というひらめきが生まれます。

このひらめきが「勘」です。

ですから、「勘」を働かせてひらめくためには、たゆまぬ論理的思考が大切なのです。



学ぶ理由は、学んだ知識や理論や理屈で経営をするためではありません。知識や理論や理屈で人の心は動きませんし、経営はできません。

学ぶ理由は、学ぶプロセスそのものが「勘」を磨き意志決定の正確度を高めていくのです。

学ぶ理由は、学んだ結果に意味があるのではなく、学んでいくプロセスに意味があるということをよく知っておいてほしいと思います。

(その4)

「勘」は「知」と「体験」によって磨かれます。

知らないことは思い浮かばない。できるだけ多くの「知」を持った方が、ひらめき「勘」は磨かれていきます。


人は「体験」をすることにより、自分の行動が意味付けされ概念化されます。

意味付けされた「体験」は、単なる「体験」で終わらず、「応用力」に変換されます。

「知」は、単なる「体験」から汎用性のある「応用力」に変換する時に必要になります。

「体験」を「知」とすりあわせることによって、言語化し因果関係を突き止め次に活かせる「応用力」に生まれ変わるのです。

ということは、毎日経験する様々な「体験」を意味付けし「応用力」に変換させるために豊かな「知」が必要となるわけです。

貧しい「知」は、自らの「体験」を意味付けし「応用力」に変換できません。同じ間違いを何度も繰り返し、学び修正していくことができません。

社長が学ぶ必要は、学び得た「知」より「体験」という点を「応用力」という線にするためなのです。


ですから・・・経営者に最も大切なことは、

「知」 =向学心
「体験」=行動力

となるわけです。


ちなみに・・・「体験」を積み重ねることで大切なことは,まず行動するという力です。

今も昔も、愚鈍なまでに素直な人が伸びます。

行動する前に、評論・評価・判断してしまい行動しない人が伸びないのは、「体験」を重ねることができないため、「応用力」がいつまで経っても身につかないからです。

素直な人が結局は伸びていくのは、失敗しようがどうしようが、行動することにより「体験」がが意味付けされ「応用力」という線に変換されるからです。

「応用力」が身につけば、様々な場面でも乗り切っていくことができます。

行動する力がないのは、失敗したらどうしようと思ってしまい「心の構え」です。

行動する力を身につけるためには、失敗したらやり直せばよい、修正すればよいと思える「心の構え」が必要です。

経営者の行動様式として「計画→行動→検証」というPDCよりも、「失敗→内省→再試行」という行動様式のほうが実戦的には求められるゆえんです。


(つづく)





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