昨日のブログで前フリをしていた「ビジネスクリエイト道場」…師範代(講師)として参加してきました。

昨日は、第3回目のカリキュラム…第1回は全体スケジュール等に関するオリエンテーション、第2回は1次産業(生産)の事例検討、そして昨夜が2次産業(加工)の事例検討でした。

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農商工連携による『食』ビジネスがテーマで、聴講者には穴水商工会青年部の村山さんもいらっしゃいました。他にも、石川県商工労働部や農林水産部、ISICОの方々や、既に実践されている企業の方々など、受講者十数名と合わせて計60名くらい。スタッフを入れると70名くらいになりました。

師範代として、招聘されたのは、私と㈱巨峰のFC事業本部長である小林氏。こちらは、じんずしやキングカレーを展開している会社です。

進行役を務められたのは、金沢大学イノベーション創成センター研究員も兼務する、㈱ぶった農産代表取締役CEОの佛田利弘氏。過日の金大イノベのキックオフフォーラムで、一緒にパネラーをさせていただいた方です。

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まずは、私の事例紹介…内容は、特産品焼酎開発と弊社の複合的農商工連携の実態です。持ち時間が15分と短く、表面的な紹介しか出来ませんでしたが、なんとか全体をお話することが出来ました。

その後は、小林氏。細屋ゴボウや能登赤鶏の商品化に関する内容でした。こちらも持ち時間が同じ15分でした。

我々の事例紹介が終わった後は、受講者・聴講者の8つのグループによるワークショップ。我々の事例を、更に分析・検証するため、SWОT分析を行ないました。どちらでも好きな内容を選ぶということでしたが、ちょうど半々でした。

ワークショップ中も、我々は各テーブルを回りながら、質問を受けたり、更に詳しい説明をしたり…。

40分ほど時間をかけ、いよいよ検討発表です。正直、発表内容が楽しみでした!!時間がないため、深い説明までは出来ませんでしたが、第3者の視点からの検証ですので、自分が気付いていないポイントに出会えるかもという期待です。

知っている方も多いと思いますが、一応、SWОT分析を説明しておきます。
その事業内容を外部環境と内部環境の二つの側面から検証し、事業チャンスを発見するための手法。外部環境は「市場における機会(Opportunities)」と「自社にとっての脅威(Threats)」、内部環境は「自社の強み(Strengths)」と「自社の弱み(Weaknesses)」であり、その4つの要素から導かれた事象を、外部環境と内部環境をクロスさせて考察し、具体的な戦略や取り組みを見つけていく分析法です。

受講者・聴講者には知らせていませんでしたが、我々も独自分析を行なっており、その内容との比較、直接従事しているから見落としていることの発見など、師範代をしながら、反面では学ぶ者としてしっかり勉強させていただきました。

表面的な事象で評価、分析した為、当然厳しい意見もありましたが、発表後に詳しい説明をした上で、その弱みや脅威を克服していることなどもご紹介し、プランニング事例の学びの機会も提供することが出来たようです。まあ、我々も取り組みをはじめ、現在も鋭意専心努力している最中ですので、良き気付きや今後のヒントもいただき、実のある道場となりました。

最後には、師範を務められた石川県立大学の榎本教授による考察とまとめがありました。ここでも、勉強させていただき、又自信をつけることもできました。

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終了後は、ありがたいことに名刺交換の連続となりました。十数名の方々と名刺を交換させていただき、短い会話の中でも、多くのことを得られ、非常に充実した時間となりました。
その中には、商工会エリアの方やテレビ局の方、今春より取り組む蒸留廃液の液体肥料化をお願いしている企業の部長さんと課長さんもいらっしゃいました。この液肥化を取り組む企業さんは、金沢の㈱金剛さん。これまで蒸留廃液を産廃処理をしていただいているのもこちらの会社で、㈱金剛さんとしても期待する取り組みであると温かく、又心強いお言葉も頂きました。感謝です!!
㈱金剛さんと弊社との間には、能美市青年部の後輩である上村くんが専務を務めるカナンさんが関わっております。上村くん、ご挨拶しておきましたので、近々打ち合わせの段取りをお願いします!!

そして…自分の考える農商工連携や弊社での取り組み、今後予定している取り組みに対し、師範を務められた石川県立大学の榎本教授に非常に興味を持っていただき、「力になるから、大学に遊びに来てください」とのありがたいお声も掛けて頂きました。

次年度の「いしかわ活性化ファンド事業」へ申請予定の事業プランや現在進行している事業など、3~4つの相談したいことがありましたので、長期出張から戻った2月中旬以降に伺うことをお約束してきました。

過去のブログでも書いていますが…何度も書きますが…待っていても、止まっていても、何も始まりません!!

会社として勝負をかけた、製造体制の再構築や特産品焼酎開発…「いしかわ活性化ファンド事業」での採択…。小規模事業者である弊社が、壁にぶち当たり、あがき、努力することによって残してきた点が、様々な線につながり、複数の線が発生し、徐々に面となってきているように思えます。

いつご縁があるか分かりません!!いつチャンスが訪れるか分かりません!!
でも、この何年かで分かったことがあります…動き続けていれば、努力し続けていれば、そのご縁やチャンスが近づいてきます。いつの間にか身近なところにあります。
結果論ではなく、精神論でもなく、実体験です。

常に積極的に、能動的に目の前の事象と向き合い、組み合い、努力し続けていれば、『あいつはこんなことを頑張っている』『あいつはこんなことをやりたいと思っている』と理解してくれる人が現れるのだと思います。その方々が直接的、間接的に手を差し伸べてくれる場面が発生してきます。そのご縁が、チャンスが点を線にしてくれます。しかし、その大前提には、人として、会社として信用されることがあると思います。思いや情報を発信することも大切です。筋が通っていて、ブレがなければ、より早いタイミングで、その“事業”や“人間性”を理解してくれるのではないでしょうか?求めていることを理解してもらうことが、その情報や知識を持っている人の紹介につながるのではないでしょうか?

『ご縁』を大切に、日々感謝と精進です!!

今日の午後3時から、鶴来商工会青年部の45周年記念事業である、中村文昭氏の講演会を聞きに行ってきます!!

『人のご縁で、でっかく生きろ!!』です。