いやー、昨日はうどん漬けでした。
順次、モニターになって頂いた青年部員やOBからも、連絡が入ってきています。

今回のうどんの試作は、昨日も書いたように、契約栽培している酒米で、仕込みに使用できない中米の再利用。光は見えてきました。今後、皆さんからの意見を参考に、更に改良を進めます!!日本酒以外で、何を思索しているかというと…。

今から8年、9年前くらいの話です。当時訳の分からないことを考えました。現在も最悪の日本酒業界ですが、当時も地酒ブームが去り、業界の急降下が始まりはじめた頃です。
お酒を飲む人はいるけど、日本酒を飲まない人がいる⇒どうしたら日本酒を飲んでもらえるだろう?⇒お酒を飲む人が増えれば、日本酒を飲む人も増える⇒お酒を飲まない人(飲めない人)にどうやって、お酒を飲まそう??⇒子供にお酒を飲ませたら???⇒法律違反です!!

まあ、こんな単純な思考回路ではなかったと思いますが、子供に日本酒の美味しさを知ってもらうには…という考えはありました。地元の小学校の社会見学を受け入れたりしていたので、この子供たちが、日本酒に興味を持って育ってくれたら、日本酒人口が増えるかな?なんて…。

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私は昔から料理が好きで、日本酒を煮切った状態に醤油と隠し味を加え、鍋のだしを作って「美酒鍋」という鍋料理を振舞っていました。
よく青年部関係の仲間たちの宴会や、片町スクランブル交差点での無料試飲会の際の振る舞い鍋などで。この鍋料理が、大好評!!毎年「食べたい」というお客様が増え、2年、3年経つうちに、「商品化しないの?」というお客様からの声が大きくなりました。そこで、自分の感覚と舌で作っていたこのだしを商品化することに…ここからは長くなるので割愛します。

結果は、今から4年ほど前に鶴来の直前部長の大屋さんと青年部以外で知り合うきっかけがあり、試作に試作を重ね、「美酒のだし」を完成させました。今でも、大屋醤油さんでだしの加工をお願いしております。旧辰口町青年部の先輩や後輩たちは、この試食によく関わってもらいました。当時は、今日も美酒鍋、明日も美酒鍋といった感じでした。
自分の舌には自信がありますが、僕の味に慣れ親しんでいた仲間たちの反応が気になったからです。お陰で、日本酒以外の商品開発が出来ましたが…。

現在は、このだしと、富来の寺岡部長のところの「能登豚」等を鍋セットにして、冬季限定で販売しております。かなりの人気商品で、リピートのお客様も多く、これまで県内外からの取材等も多く受けております。

過去にお蔵入りした試作品もありますが…青年部の仲間たちとの、こんな関わり方もありますよ?当然、日本酒の試作品の試飲もたまにして頂いています。ただし、途中で酔っ払いモードに入るので、参考になるときと宴会になるときがあるのですが…。

さあ、新商品開発の「うどん」が、今後どうなることやら???乞うご期待です!!