最近、日本の80年代のシティー・ポップスが、世界中でリバイバル・ヒットになり、逆輸入的に、日本でも、あの頃のテイストの音楽が流行っているようだ。

 

2020年に、松原みき「真夜中のドア」(1979年、林哲司さんプロデュース)が、Spotifyのチャート18日連続世界1位を記録して、主に海外で評価されたそうだ。(東南アジアのアマチュア女性が、TikTokで歌った動画がバズったのがきっかけだとか)

 

80年代、秀峰が高校生の頃、今ではシティー・ポップスの名盤と言われるアルバム(LPレコード)を、レンタル・レコード店で借りてきてはカセットテープに録音して聴いていた。

 

その頃は、シティー・ポップスと呼ばれるジャンル名はなく、秀峰は「和風AOR」とか「フュージョン系ヴォーカル」などと、勝手にジャンル名を付けて愛聴していた。

 

その頃に聴いていた、秀峰が選んだベスト3のアルバムを紹介したい。

 

【第1位】 間宮貴子「Love Trip」(1982)

 

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このアルバムは、2012年にデジタル・リマスター版CDが発売されて購入するまで、30年もカセットテープで聴き続けていた。カセットテープ音源をデジタル化したくて、このアルバムのためだけに「mp3変換カセットデッキ」を買ったほどだ。

 

当時、まったく知らないヴォーカリストだったけど、おそらく、キーボードで参加している井上鑑さん(「ルビーの指輪」の編曲で有名になった)が大好きだったので、このLPレコードを借りたんだと思う。

 

【第2位】 伊東ゆかり「Misty Hour」(1982)

 

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伊東ゆかりさんというと、昭和歌謡とかナツメロの人かと思われるだろうが、このアルバムは、今やシティ・ポップスの最高峰と称されることも多い。

 

秀峰がこのアルバム(LPレコード)を借りたのも、林哲司さんプロデュースで、井上鑑さんや斎藤ノブさんといったスタジオ・ミュージシャンの豪華な共演だったからだと思う。

 

このLPレコードはプレミアム価格になっていて、つくづくカセットテープ音源が手元にあってよかった。レコード会社に「早くCD化してください!」と何回もメールした憶えがある。

 

その甲斐あってか、2018年に限定版CDが復刻されて、すぐに購入した。そのCDも今は中古でしか手に入らないようだ。

 

【第3位】 国分友里恵「Relief 72 Hours」(1983)

 

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国分友里恵さんは、高校生当時は知らなかったが、その後、人気のシティ・ポップスのアーティストとして知った。このデビューアルバムのデジタル・リマスター版CD(2013年)を購入して聴いてみたら、「これぞ!」という感じがした。

 

やはり林哲司さんプロデュースで、シティ・ポップスの傑作との紹介が多い。国分友里恵さんのCDアルバムは、わりと入手しやすいので何枚か聴いてみたが、この作品が一番のお気に入りだ。

 

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さて、80年代の日本のシティー・ポップスが、海外からの影響もあり、日本でも見直されたのと同調して、新たにそのジャンルで活動するアーティストもいる。CDのみならず、あえてLPレコードやカセットテープで楽曲がリリースされることも多いそうだ。

 

秀峰が今ドハマリしているのは「流線形」という、バンド名だかユニット名だかプロジェクト名だか、よくわかってないアーティストさんだ。

 

「流線形」というネーミングは、ユーミン(荒井由実)のアルバム「流線形'80」(1978)から取られたことは容易に推察できた。日本のシティ・ポップスというジャンルを確立させたのは、まさしくユーミンさんだと思っているから納得できる。

 

「流線形」は、いろいろなヴォーカリストを迎えてのコラボ活動みたいで、秀峰が気に入っているのは「瀧川ありさ」さんと「一十三十一(ひとみとい)」さんという女性ヴォーカルさんだ。

 

最後に、「流線形」さんと「瀧川ありさ」さんのコラボ(Cover)による、ユーミンの名曲「残暑」を紹介したい。

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=5udifjCA6UM

 

 

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