![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/22/shugat/8d/13/j/o1578068714438055647.jpg?caw=800)
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/22/shugat/ff/d2/j/o1067080014438055694.jpg?caw=800)
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/22/shugat/33/d5/j/o1067080014438055744.jpg?caw=800)
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/22/shugat/d8/e5/j/o1067080014438055788.jpg?caw=800)
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/22/shugat/2e/ad/j/o1067080014438055857.jpg?caw=800)
年頭からは主にJBLのK2S9500システムを中心に調整を兼ねて聴いてきました。先週あたりからは、昨年末より電源を入れていた寝起きの超悪いマークレビンソンのLNP-2;BURWEN(バウエン)とウェスタンエレクトリックのWE143Cを使ってジムランのハーツフィールドを聴き込んでいます。拙宅のLNP-2 バウエンは「BURWEN」のモジュール・ロゴが太文字のラージ・ロゴで、レビンソンでモジュールのペアリングを施したオリジナル・バウエン仕様のアンプです。いずれにせよ、バウエン・モジュールのアンプは、寝起きが悪く最低でも2週間ほど通電しないと本来の音になりません。という訳ですから、本来は常時通電が良いのでしょうが、何せ古い機種なので、ここぞというときには、聴くときはしばらく前に通電しておいて、まとめて聴くようにしています。
久しぶりのハーツフィールドは、LNP-2 バウエンとWE143Cでドライブします。プリとパワーは、送り出し側にルンダールのアウトプットトランスとWE143C付属のWE618Dインプットトランス受によるバランス接続です。CDのソースについては、送り出しにステューダーA730を使っています。なお、A730からはバランス出力で、レビンソンの入力にUTCトランスのLS-30を使っています。また、LPのソースでは、ロクサンのザークシーズ・オリジナル+SMEシリーズVにオルトフォンのSPU Royal-Nのカートリッジを使っています。オルトフォンSPU Royal-Nについては、トランスのMA-CotterのMKⅡタイプLで昇圧しています。
まずCDで最初にかけるのは、いつもヒラリー・ハーンのバッハ無伴奏パルティータとキングス・コンソートのバッハのヴァイオリン・コンチェルトにしました。LPでは、定番のミューヒンガー/シュツッツガルトのバッハのマタイの抜粋版が今回も最初にかける盤ととなりました。ハーツフィールドが得意なのは、空間を感じさせる曲と演奏なので、こういった演目が拙宅での定番となります。器楽曲は、空間感が大切ですし、合唱曲、特に宗教曲では、広い天井の高い空間で演奏されることが多く、残響が綺麗に響く曲と相性が良いです。すなわち、ハーツフィールドの世界は広い空間感と合わせて、器楽では楽器の、声では人のボディと粒立ちを空間と合わせて感じる点で、現代スピーカーのホログラフィック的な空間感とは異なります。
冬場の乾燥した季節は、ハーツフィールドにとっては乾いた音になりますので、特に空間感や奥行きが増してとても良いシーズンです。特に、今年は雨も少なく湿度も低いので、広いパースペクティブの中で、朗々と音楽が鳴っています。このように、ハーツフィールドは使いこなしは大変ですが、独特の音楽における世界観を醸し出すので、自分にとって無くてはならない存在になっています。