不動産屋で働きながら、ゆる〜く子育て中の薫です!
何かと家事の忙しい夏休みが終わり、日帰りで遠出してきました。
目的は長野県諏訪市の北斎館のこちら↓
お宝という言葉に弱い私。
北斎85〜86歳の作、「龍」「鳳凰」「男浪」「女浪」の描かれた祭屋台。
お祭りで庶民の目をさぞかし楽しませたことでしょう。
こちらの龍は北斎自身のように感じました。
肉体は老いながらも、まだ描くことに対する情熱がある、そして、思慮深い眼差し。
屋台から下の方に視線を移すと「長野県宝」という表示が。
あれ?国宝じゃないの?
絵画、彫刻の部 重要文化財
一 各時代の遺品のうち製作優秀で我が国の文化史上貴重なもの
二 我が国の絵画・彫刻史上特に意義のある資料となるもの
三 題材、品質、形状又は技法等の点で顕著な特異性を示すもの
四 特殊な作者、流派又は地方様式等を代表する顕著なもの
五 渡来品で我が国の文化にとつて特に意義のあるもの
国宝 重要文化財のうち製作が極めて優れ、かつ、文化史的意義の特に深いもの
ない!
肉筆画2点が重要文化財に指定されています。
浮世絵の国宝指定はないそうです。
国宝クラスですと江戸時代は「ひよっこ」なのでしょうか?
尾形光琳の「八橋蒔絵螺鈿硯箱」、また、伊藤若冲の「動植綵絵」が2021年に指定されています。
国宝指定ではやはり「格」のようなものが必要なのでしょうか?
最晩年の雅号が「画狂老人卍」だったりするので難しいのでしょうか。。。
世界に与えたインパクト、文化財の保護という観点からは国宝に指定されても良いと思うのですが。
重要文化財、国宝といったお墨付きがなくとも、
人々に影響を与え続ける作品があるのだと感じた旅でした。
小布施の町では栗が収穫を待っていましたよ。