私の目の前で、楽し気に喋りながら、私の手料理を食べている彼を見て、不思議に思った。「この人、私のどこがええんやろ?」
そして、心の中で思ったことを、彼に問うてみた。
「なぁ、私のどこがええの?」
「 せやなぁ。」
私の突然の質問に、何ら驚きもせず、箸を止めて、彼は、右斜め上の宙を見つめながら、「お顔と性格やな」と、言った。
「何?その、ざっくり感。ってか、それって、《全部》ってことやん。違う?」
「そや。全部や。」
「なぁんか、簡単にまとめられた気ぃする」と、口をとんがらかせてみた。
彼は、「なんちゅう顔しとんねん。美人が台無しでっせ」と言った後、休めていた箸を動かした。
私は、不機嫌な顔のまま、ビールのアテとして作った、キャベツの塩昆布和えに、箸をつけた。
しばしの沈黙の後、彼が、「もう一個。もう一個あるわ。あんたの好きなとこ」と言った。
「どこ?」。前のめになる私。
「手料理。いっつも、どれも、間違いなく美味い。」
「意外。てっきり、いつも、気ぃ遣って、美味しい、って言ってくれるんやと思ってたわ」
「オレがおべっか使う性格やないの、分かってるやろ」
彼が、私のグラスに、丁寧にビールを注いでくれた。
彼が注いでくれるビールは、泡の量が絶妙で、そのサジ加減さには、毎度毎度、惚れ惚れする。
「だって、、、」。
私は、ビールを一口飲んだ。
「だって、料理、褒められたことあらへんかったから。元旦那は、美味しかった?って、聞けば、美味しかった、って、言うけど、聞かなかったら、何も言わない。黙って食べる。それも、五分で食べ終わる。」
「それは、悲しいな。」
「悲しかった。」
「でも、終わったことや。その蔭で、って言うたら何やけど、オレが、あんたの手料理を独り占めできるようになった訳やし。オレは、嬉しいぞ。」
「嬉しい?」
「そりゃ、そやろ。」
彼は、それ以上言わず、大皿に盛った料理を、取り分けてくれた。
2人の間を、ベランダからの風が、ふわっとすり抜ける。
キッチンに扇風機を持ち込んで料理をした、初夏の夜の一コマ。
・・・ っていう妄想をしながら作りましたっ🤣
【ごま油の香り引きたつ!市販の千切りキャベツと塩昆布の和え物】
千切りキャベツ (市販袋入り)1袋(130g)
塩1~2つまみ程度
塩昆布 大1.5位
ごま油 適宜
作り方︰
① 千切りキャベツの袋の上部を開け、塩加え、袋の上からよく揉み、キャベツがしんなりするまで、5分ほど放置しておく。
② キャベツがしんなりしたら、ビニール袋の中に水を注ぎ、ビニールの口を閉めて振り洗いし、水気をよく絞る。
③ ②に塩昆布を加え、菜箸などで、キャベツとよく絡め、塩昆布がくたっとなるまで放置。
④ ごま油をチロ~っと回しかけ、よく和えたら完成。
画像→Canon EOS Kiss X7にて撮影
By 秘密の悪女キッチン主宰♡MIKA♡
✱ 妄想レシピ←書籍化希望。それを引っさげて、マツコ・デラックスさんの番組に出るねん。で、マツコさんに、「あんた、ほんとバカねー」って、弄られるねん✌️
強く願えば、必ず叶う。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
「秘密の悪女キッチン」(←命名︰友人)へ、
ようこそ♡
目の前で、美味しい!と言ってくれる人を眺めながら、背中でピースサインをしている・・・。
そんな光景をイメージして、
あたしは、レシピを考え、お料理をしています。
手の込んだお料理で、大好きな人の胃袋を掴むレシピは、他の先生におまかせして(←必要あらば、紹介しますよー)
「超カンタンやん!」
「洗い物、ほとんどないやん」
「この食材に、この味付け?!」
・・・などなどの【ひみつ】を散りばめた、
「手抜き」とも言えなくもない&副菜レシピばかりのあたしのキッチンですが、
あなたも、
大好きな人、大切な人の胃袋を、
このレシピで、鷲掴みにしませんか?(笑)
>ちなみに、鷲掴み実績、あり〼( *´艸`)
*あたしの詳細→http://ameblo.jp/shufu-pennosuke/entry-12255470923.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=cfb3c9998dcc416894f33ee95d7c6b90
*レシピ作成、商品企画、雑誌掲載、テレビ出演などの依頼は、
mica.hosoi-s10j☆docomo.ne.jpまで。
(☆を@に変えて下さい。)
お料理ゴト、させて頂きます!
お料理ゴト、させて頂きます!
🌷テレビ出演🌷
・https://youtu.be/L4VZBopMh2I
レシピブログ「ネクストフーディスト3期生」
クックパッドしてます。
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