【秘密の悪女キッチン】鶏のソテーと茹でブロッコリーの辛子マヨぽん | 私?片田舎の専業主婦デシタ

私?片田舎の専業主婦デシタ

バツイチ持病持ちのアラフィフOL。
今は、仕事が楽しくて仕方ない。社畜になりつつあるけど、
人生、そんな時期があってもいいじゃんね?

休日、通勤電車の中から見える一級河川敷に、久しぶりに足を運んでみたくて、一人、散歩がてら出かけた。

堤防から一段低い河川敷はキレイに整備されていて、子どもたちの野球チームが試合をしていた。

堤防に座り、ぼんやりと、その様子を眺める。

子どもたちに声援を送る保護者たちの姿に、かつての自分の姿を重ねた。

試合は、最終回になり、逆転のさよならホームランが出た。

私の人生にも、こんなホームランが出るといいのにな。

そんなことを思いながら、白球の行方を目で追った。

ホームベースに戻ってきた子どもを、監督らしき男性が満面の笑みで迎え、その子の頭をなでまわしていた。

2つのチームが向かい合い、試合終了の挨拶をした後、子どもたちと監督は、各々のチームを応援していた保護者にも、「ありがとうございました!」と、お礼を述べ、みんな、帰る準備をし始めた。

空には夕焼けが広がっていた。

「親も子も、一日仕事やよな」。

そう思いながら、ゆっくり立ち上がり、スカートについた芝をはたいていたら、河川敷から、堤防へ続く階段を、サヨナラホームランで逆転勝ちしたチームの監督とおぼしき男性が駆け上がってきて、私の前に立ちはだかった。

「人違いだったら、すいません」。

その人は、私の旧姓を口にした。

「あ。」私は、小さな声を上げた。

元カレだった。

この堤防で別れ話しをして、それきりになった人。

彼とは、結婚の話しが出ていた。
彼のご両親に、私は歓迎してもらえた。
でも、私の母が、反対だった。

母は、彼が、私の父と同郷だということが気に入らないと言った。気性の激しい父に、母が振り回されてたのは、幼い頃から目の当たりにしていた。

「あの地方の男性の気質は、ああやねん。随分と苦労させられてきた。あんたも、同じ苦労をするに決まってる。子どものことを心配するから、反対してるねん」と、母は譲らなかった。

地方ごとに、そこで生まれ育った人ならではの気質が全くないとは言えない。だけど、彼と父は違う人間だと、母に何度も言っても、聞く耳を持たなかった。彼に会って、その目で確かめて、と言ったけれど、拒否された。

そんなことがあった数日後、彼と夕食を外で済ませたあと、堤防で、夜風にあたりながら、母に猛反対をくらったことを彼に告げたら、「そっかぁ。おふくろさん、そんなに反対してんのかぁ。じゃあ、結婚して、俺ら、ケンカした時、お前、行くとこないなあ。」と、何食わぬ顔で、彼は言った。

「え?私が家を出ていきたくなるくらいのケンカをする前提なん?」と、聞き返したら、「意見の食い違いなんて、一緒に暮らしてたら、しょっちゅうやろ」と、彼は一笑した。

「いやいやいや。帰るところがない私を守ってくれるとか、大事にするとかって考えは、あなたにはないの?」
にわか、信じ難いわ、といった口調で返したら、「お前のこと好きやけど、親の反対を押し切ってまでってのはなぁ」なんてことを、言い出した。

目を閉じて、シミュレーションをしてみた。

彼とケンカになる。2人とも感情的だから、大声で罵りあって、、、。
「出ていけ」って言われる。間違いなく。
彼が出ていく確率は低い。

瞼を上げ、彼に向かって、ゆっくりと、一発で納得させてやるという、気合いを込めて言った。

「あんたの私に対する熱量がよく分かった。私、あんたと一緒になっても、幸せになれん。結婚話しはなかったことにしよ。別れよ。ご両親には、あんたから言うといて。」

そう言うと、彼は、「うん。分かった。親には言うとくわ」と、いとも、あっさり承諾した。

こういうのを、「拍子抜け」って言うんやわ、、、。
ひとつ、人生経験、重ねたやん、私、と、心の中でつぶやいた。

「短い間やったけど、ありがとう。」

そう言って、彼の元を去ろうとしたら、左手首を掴まれた。

「何?あ、この指輪、返せって?」

「違う。返してもらっても困るから、そっちでどうとでもして。」

「そう。じゃあ、何?」

「最後に思い出が欲しい」

「思い出?何それ」

〈 今更、思い出作り?めんどくさい 〉
そういう気持ちが顔に出ていたはずなのに、
彼は、何一つ、気づいてなさそうだった。

そして、川向うのネオン街を指さして、こう言った。

「別れる前に、お前のこと、抱きたい。」

・・・

・・・

・・・

「は?バカじゃない?今、さっき、別れ話し、しましたよね?で。別れることにしましたよね?なのに、どうやったら、そんな気、起こるわけ?」

「なんで?お互い、嫌いになって別れるわけじゃないやん?最後に、もう一度、お互いの全部を見て、その時間を噛み締めて終わりにする。あかん?」

そう、真面目な顔で言う彼が、今、この瞬間、世界で一番、鬱陶しい男になった。

「無理」
 
「どうしても?」

「出来ないものは、出来ない!」

私たちの傍を、犬を連れて通り過ぎた夫婦が振り返るくらいの声の大きさで、言い切った。

「そっか。やっぱ、結婚しないのが正解かもね、俺たち。価値観、違いすぎ」。

そう言うと、彼は、真っ暗闇の堤防に、私を一人残し、さっさと行ってしまった。

>価値観違いすぎ、、、そうとちゃうやろ?

20数年前、そんなやり取りをした男が、今、野球チームのユニフォーム姿で目の前にいる。

「何してんの、こんなとこで」
汗をタオルでぬぐいながら、彼が問いかけた。

「散歩」

「一人で?」

「二人に見える?もし、そうやとしたら、怖いけど」

「相変わらずやな。そういうとこ」

小馬鹿にしたような口調に、若干、カチンときた。
でも、彼は、そんなことお構い無しに、続けた。

「今から、何か予定ある?メシでもどう?あ。この格好のままちゃうから、安心して。車に、着替え、積んである」

着替えを持ってるとかどうとか、そんなこと、どうでもええねん。
時間的に、夕食の時間になるのが、ネック。

こいつのことや。食事の後、「再会の記念に」と、ネオン街に車を進めかねない。
過去が過去だっただけに、十二分にありうる。

「せっかくやけど、よしとく。」

「じゃあ、連絡先交換しようさ。日を改めて、メシ行こうな」

そう言いながら、彼は、スマホをズボンのポケットから取り出した。

「スマホ、持ってへんねん。」

「この時代に?マジか?」。
鳩が豆鉄砲くらったみたいな顔をしてる彼。

「あんたに連絡先を教えるためのスマホを持ってへんってこと。スマホは、持っとるわ」。

そう言いながら、意地悪な笑みを浮かべて、彼に背を向けて、駅の方向へ足を進めた。

電車待ちをしてる間に、ホームの売店で、カレもあたしも大好きな、みたらし団子屋の列にならんでいたら、カレから、LINEが入った。画像と共に。

「今日の晩ご飯、これー。卵の半熟加減、天才やと思わん?はよ、帰ってきてー」

「うん。卵の茹で加減、天才。もう少ししたら、電車乗る。」

そうリプライしたら、

直ぐに既読がつき、

「どした?何かあったか?」と、返事が来た。

どうして、何かあったって、分かるんやろ?

不思議な能力を持ってるヒトやわ。

カレの作ってくれた夕飯を食べながら、

さっきの出来事を話そう。

何もかも瞬時にお見通しのカレだから、

隠しごとなんて出来ない。

って、

隠し事をする気なんて、サラサラないけど。




























・・・っていう妄想をしながら、作りましたっ🤣
>野球は、タイガースが好きです🐯

本日のレシピ
鶏のソテーと茹でブロッコリーの辛子マヨぽん
↓↓↓
材料︰
鶏もも肉  260g
卵 2個
☆ マヨネーズ 好みの量
☆ ポン酢  好みの量
☆ 辛子  好みの量
油 適宜
塩コショウ 適宜

作り方︰

① ゆで卵を作り、1/4等分にカットする

②  鶏肉は一口大に切り、塩コショウし、油をしいたフライパンでじっくり炒める→ボウルに取り出す

③ 冷凍ブロッコリーは茹でて②に加え、☆とよく和えたら、①をトッピングしたら完成


By 秘密の悪女キッチン主宰♡MIKA♡

✱ 妄想レシピ←書籍化希望。それを引っさげて、マツコ・デラックスさんの番組に出るねん。で、マツコさんに、「あんた、ほんとバカねー」って、弄られるねん✌️
強く願えば、必ず叶う。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


「秘密の悪女キッチン」(←命名︰友人)へ、

ようこそ♡


目の前で、美味しい!と言ってくれる人を眺めながら、背中でピースサインをしている・・・。


そんな光景をイメージして、

あたしは、レシピを考え、お料理をしています。


手の込んだお料理で、大好きな人の胃袋を掴むレシピは、他の先生におまかせして(←必要あらば、紹介しますよー)


「超カンタンやん!」

「洗い物、ほとんどないやん」

「この食材に、この味付け?!」

・・・などなどの【ひみつ】を散りばめた、

「手抜き」とも言えなくもない&副菜レシピばかりあたしのキッチンですが、


あなたも、

大好きな人、大切な人の胃袋を、

このレシピで、鷲掴みにしませんか?(笑)

>ちなみに、鷲掴み実績、あり〼( *´艸`)


*あたしの詳細→http://ameblo.jp/shufu-pennosuke/entry-12255470923.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=cfb3c9998dcc416894f33ee95d7c6b90

レシピ作成、商品企画、雑誌掲載、テレビ出演などの依頼は、
mica.hosoi-s10j☆docomo.ne.jpまで。

(☆を@に変えて下さい。)

お料理ゴト、させて頂きます!

🌷最近のテレビ出演🌷
https://youtu.be/L4VZBopMh2I



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