休日の夕暮れ間近に、彼とスーパーへ、夕飯の食材を調達しに行った。
「今日、これ食べたいね」と、決めてから買い物に出かけることもあるけれど、たいていは、スーパーへ行って、カートを押しつつ、店内を周りながら、「これにしようか?」と、メニューを決め、食材を購入する。
今日は、小松菜が、お買い得品だったのだけど、苦手食材だから、スルーしようとした。
すると、彼が、「小松菜、サッと炒めたん、作るわ」と、小松菜を一束、カゴに入れた。
「え、、、私が小松菜、嫌いなん、知ってんのに?」と、顔に出てたようで、「大丈夫。あんたが苦手な、小松菜の青臭いの無くす調味料を使うから」と、彼。
でも、彼は、スーパーで、調味料を物色することなく、家路に着いた。
家に戻ると、早々に、キッチンに立つ彼。
私たちのルールは、「作ってもらった料理に、よーーーっぽどのことがない限り、文句を言わない」と、いうこと。
一体、どんな小松菜料理が出てくるのか、ドキドキしながら、リビングで、スマホをいじりながら待った。
すると、インド料理屋さんの香りがしてきた。
どういうこと?と、思い、キッチンへ行ったら、少し前に、「インド料理屋さんみたいなカレーを作ろう」と、あたしが買い、使い切ってなかった、クミンやターメリックで、彼は、小松菜を炒めていた。
菜箸の先が、鮮やかな黄色に色づいている。「この色、洗って取れるかな?」なんて心配をしてる間に、小松菜の炒め物が完成した。
お皿に、「あたしの分」として盛り付けられた小松菜の炒め物。
恐る恐る、口に運んだら、クミンのいい香りが、小松菜の青臭さを消していて、塩コショウの加減もいい塩梅で、思っていた以上に美味しかった。
「最後に回しかけた醤油がポイント」と、ちょっぴり得意気に言う彼。
「今度から、小松菜は、こうやって食べることにしよ」と、あたし。
苦手食材が、こんな風にして、ひとつ、ひとつ消えていく。
彼の料理の腕は、偉大だ。
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心の友からの、「計量スプーンや計量カップを使わずに料理してる姿って、こなれてる様に見えるやーん!そこんとこ工夫したレシピよろしく!」(←おいっ!)というリクエストに、ようやく(←長い間放置していた)応える気になった次第でございます。
>ほんとは、洗い物を一つでも減らしたいだけだと思うんだけどな。そうだろ、心の友?
ちなみに、このレシピに出てくる調味料は、買ってきた姿のまま(ペットボトル、ビン)で使用しております。
以上をご理解・ご了承の上、ご覧くださいませ。 それでは、まいりますよー!
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小松菜って、
お揚げさんと一緒に炊くのが
メジャーなのかな
作り方: