まだ7月にもなっていない夏にとってはまだまだジャブにも関わらず、この日も朝から30度に迫る猛暑振り・・。

だのに、息子大五郎(仮)が「公園に行くヨ。」等とキラーセンテンスをビートで刻んでくる・・。

普段休みの日は家でマリオメーカー2ばかりしているくせにこんな日に限って・・・真顔

 

今からかぁ・・この時間は最も気温が上昇するマグマタイム・・あぁ・・こんな時ドラえもんがいたらなぁ・・エアコンスーツとかで万事解決なのに・・。

 

・・・・・・よし・・!!身を焼く覚悟は出来た・・!!

暑さ対策を万全にして、行こうぜ、マグマへ・・!!GO TO HELL・・・!!

 

そして公園に着いて秒で大五郎(仮)は言いました。

 

「そろそろ、かえろっか。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


帰らないよ・・・?閻魔様はそう簡単に帰してはくれないからね・・?

 

「じゃあ、アイス食べたい。」

シャラップ、大五郎(仮)。

キンキンに冷えた麦茶があります。それで渇きは十分に癒せます。

アイスは食べるにしても今じゃない。それはここにある遊具全てに全力で挑んだ後、せっかく持ってきたこのバトミントンでママと熾烈な戦いをしましょう。話はそれからだ。良いかな?ドンキーコング大五郎(仮)殿。

 

「あいあいさーーーー!!」

 

大五郎(仮)の良いところ。それは大変素直で切り替えの早いところ。つまりチョロい。

 

という訳で、公園にある遊具全てに全力で挑み、その後バトミントン。でも全く打ち合いが出来なかったので、急遽、私が打った球を大五郎(仮)と私でどっちが早く取るかルールに変更。ハンデとして大五郎(仮)にはかめはめ波を打ってよしとする。打たれた私は後方に吹っ飛ばなければならない。

 

球を打ちました!!よーい!!ドン!!

 

「かめはめ波!!かめはめ波!!かめはめ波ぁぁぁあ!!」 

 

ドラゴンボールファイターズでの厄介なやつ並みに連続で撃ってくるじゃん・・・。避け切れんよ・・・。

 

結果、今日はスッと寝てくれるかな?の期待は持てるくらいの大五郎(仮)のHP消費に成功しました。つまり私のHPはさっきからずっとエマージェンシーが鳴りやみません。

 

「ママ、アイス。(僕は決して忘れない。)

 

そうだったね。君は決して忘れない。

 

汗だくで食べるアイスは格別だ。

 


容赦なく溶けていくアイスにも負けずベロベロベロと高速で舐め取っていく大五郎(仮)。

人の執念ってすごいなと思いました。


食べ終わったらその棒は捨てといで。


しかし、大五郎(仮)、そのアイス棒を綺麗に洗い出しかと思うと、


「捨てないよっ!

これは大五郎(仮)のソードなんだから!!」


ソード…?剣…?


「ギガントソーーード!!」


どうしよう…大五郎(仮)が止まらない…


「あれ……なんかちがうなぁ…あ!そうだ!!

ソード、ぎゃくにもってたよ!ほんとはこう!!」


へ、へぇー。


「メタナイトォ⤴︎



ギガントォォォォ⤴︎




ソーーードォォォォ!」



どうしよう…大五郎(仮)が何かで我を忘れてる…ってか両腕、どうなってんの…?



 これで覚醒してしまったのか、この日の夜、大五郎(仮)の目はらんらんで中々寝付きませんでした…。