色々忙しい中だったと思いますが、今年も駅員さんのご好意で地元の駅前に立派なお雛様を飾ってくれました。
7段飾りなんて中々見られないので、子供たちも大喜びでした。
_var_mobile_Media_DCIM_128APPLE_IMG_8634.PNG
実は私が生まれた時、8年ぶりの子が女の子だったぁー、という事で、それならば善は急げだ、と父がその日のうちに迷いなくその店のMAX段、7段飾りの雛壇を買ってきたそうです。なんでも大きいことはいい事だ、が信条の父。
私の娘が生まれた時この7段飾りを持ってけ、と言われましたが、間違いなくリビングが埋まって生活が出来なくなるので、広い一軒家住まいの妹に託しました。
その妹からは一昨年まで毎年
「必死で出したので、皆んなに見せるまではもったいなくて片せない…。(妹の)娘がお嫁に行き遅れると困るから早く!見に来て!」という電報のような緊急性溢れたメッセージが届くので父幸男と観に行っていました。
そして始まる父幸男三味線リサイタル。
相変わらず父は写真に目線をくれません。
TmxEnuNp9O.jpg写真は一昨年のです。

ところでこの駅前の7段飾り、去年は主役の2人以外、一切の小物が持たされておらず、当時の小物が表す役職のアイデンティティが霞と化しておりましたが、今年はしっかりそれぞれの小物が持たされており、三人官女はお雛様のスーパー秘書感、つまり超出来る女子感が溢れていました。ちなみに真ん中の官女だけ、結婚しているそうです。証拠によく見ると彼女だけ眉なしお歯黒です。今で言うエンゲージリング。

五人囃子の笛太鼓もしっかり持たされていてインストゥルメンタルバンドとしての役割を見て取れました。

左大臣も少し白酒召されたか、赤いお顔の右大臣も去年はなかった弓と矢が持たされていて威風堂々としておりました。

そして今年、最も道具を持たされていたのは私の愛する最後に居座るこの、私称、ズッコケ三人組。
ZDxxSK6sLb.jpg
なんと両端の2人が今まで一度も持たされていなかった箒を持たされています!1番右の赤シャツの彼は毎年陽気にお手上げ状態だったのが、今年は掃除にお手上げだった事がわかりました。そして左端のパープルシャツの彼は毎年何にそんなに頑ななのか分かりませんでしたが、今年は頑なに掃除をしたくなかったのだな、と考察出来ました。でも真ん中の靴持ち彼だけ、今年はアイデンティティの靴がなく、「何故拙者だけ…」的な顔に拍車がかかっておりました。

………………。

くだらないことを長々とすみません…。

ともあれ、今年も桃の節句を祝えたことに感謝。
これからも健やかであれ…!
_var_mobile_Media_DCIM_128APPLE_IMG_8735.JPG
因みに娘のこのポーズは
「扇子を持ってるお雛様だよ!」
との事ですが、娘さん、それはどちらかと言うと扇子を持ってるお雛様と言うより、貴方が扇子になってません?
息子大五郎(仮)のポーズは………
本人にもよく分からないそうです。