物で釣るのは教育上良くないと、私の子育てバイブル、ヤフー知恵袋でも言っていたけど、時にはそうも言ってられない時がある。
HPが枯渇している時、イヤイヤ期真っただ中の息子大五郎(仮)と反抗期真っただ中の娘、2人の怪獣を懐柔するのは至難の業である。
例えばお風呂。
「お風呂、ごはん前に入っちゃおうか!」
と提案しようものなら
「あ、宿題やらなきゃ・・!」
と娘。
え?あんなに宿題を敵視していたのに、急に 宿題>お風呂 になる?・・そんなに?
「大五郎(仮)、これ見てるから。」
と最近はまっている録画したデジモンを肥やしに床に根を張る息子大五郎(仮)。
・・・・・・・・・・・・・・・。
どうして子供ってこうもお風呂を嫌うのだろう・・。
どんなに汗をかこうが、汚れようが、お風呂の優先順位が上がることはない・・水に弱い貴重なバクテリアでも肌に飼ってんの?もしくは水に浸かると増殖しちゃうグレムリンタイプなの?あなた達の愛するしずかちゃんは一日に何度もお風呂に入っている猛者ですよ?
言いたいことはたくさんあるがここで無駄にHPを減らしたくはない。41歳の疲労をなめんな。そして、私は見つけました。こんな時子供たちを意のままに操れる魔法のアイテム。
「デジモン バスボム~~!!」
さあ選ばれし、子供たち・・!
今お風呂に入れば、もれなく何かしらのデジモンデバイスがあなたの手に・・・!!
今お風呂に入れば、もれなく何かしらのデジモンデバイスがあなたの手に・・・!!
「「!!!」」
娘の 宿題>お風呂 は一瞬で 宿題<お風呂に切り替わり、息子の床に張られた根は速攻で枯れました。
「「さあ!お風呂に入ろう!!」」
・・ちょろすぎて逆に心配です。
あと娘さん、やってることと、言ってることが矛盾していて大変申し訳ないですが、
宿題>お風呂 の意思はもう少し固く持っていて欲しかったです。
本来、1バスに1バスボムですが、ここで、「私が先!」「僕が先!」の争いに発展してしまっては、せっかくのディーサルウェポンが不発に終わります。大事なことは無駄にHPを減らさず、41歳の体と精神をいたわること。という訳で、この日は一人1バスボムの特別デーです。子育てにおいて自分への甘やかしは時として必要です。(という大義名分ゲット。)
因みにそんな私の得意料理はCook Doです。
さぁ!レッツバスタイム!
…しっかし毎回思うが、「バスボムは頭、体をしっかり洗ってから!」という破ると鬼より怖い私との誓約を交わした2人の洗髪、洗体の手際の良さよ…。いつもこうであれ…!
そしてついにバスボムタイム…!!
おお~~!!息子、テントモン デバイス!!
一発目に私の欲しかったテントモンを当てるとは持ってますな~。いいなぁー。
というわけで、ダメもとで聞いてみました。
「テントモンいいなぁー!ねえ、大五郎(仮)ー!それ、ママ欲しいなぁ〜。」
「は?」
心の底から意味が分からないという、絶対零度の眼差しの「は?」。
更に
「ママ、なんでそんなこと言うの・・?」
と息子の追求の手は止まりません。
…ごめんなさい。
ちょっと言ってみただけなんだ…。
ママも選ばれし子供になりたかったから…。
ほら、ママ、ネバーランド在住民だから…。
ところで娘さんは・・
おお~~!!ガブモンデバイス!!
やったじゃん!娘、1番の推し、ヤマトのパートナーデジモン!
「ねえ、娘さん・・」
「あげないよ?」
なんだお前ら・・!!いいよもう!!私は私で買ってあるんだ!!後でまだ出てないデバイス当たってもやんないからな!まだ出てないから当たらないけど!!
更にしんちゃんまで買ってあるんだぞ!!
あ、やった!ラクガキしんちゃんだ!
「「え?ママ!いいなぁー!」」
あげないよ?
「「……………………」」
因みに3つのバスボムを入れた結果、お風呂がこんな漢方感強めの凄い色になりました…。効能ないけど…。