8月1日は息子大五郎（仮）の生誕3周年アニバーサリーでした。（3歳の誕生日でした。）
朝から大五郎（仮）のバースデープランニングで大忙しの、誕生日には並々ならぬ特別感を持っている娘。
（参照https://lineblog.me/shubiko06181228/archives/2334310.html）
プラン1 バースデーケーキを作る。
朝から「スポンジから作る！」と張り切る娘に私は心を鬼にして言わなければならない。
「娘、イオンに売ってるスポンジケーキはとても美味しい上に失敗率、なんと0%です。素晴らしいですね？なので昨日買ってきてしまいました…。」
「………。」
「あ、でも生クリームと飾り付けは手作りでいくよ…！」
という訳で、こういう時くらいしか出番のないハンドミキサーを使って生クリームを作り、お中元で頂いた桃をふんだんに使いつつ、「バースデーケーキには苺！」という誕生日に並々ならぬ特別感を持っている娘の強い主張により、この時期割高の苺も追加した、娘プロデュース、アンパンマンバースデーケーキの完成です。
アンパンマン達は私が描きましたが、それ以外の飾り付けとネームプレートのメッセージは全て娘がやりました。
苺の上に生クリームをトッピングする斬新さ。
プラン2 バースデープレゼントを用意する。
前日、学童で大五郎（仮）の誕生日プレゼントにとアンパンマンのプラバンを作った娘。しかし、「入れる箱がない…」と気付いた娘は辺りを見渡すと徐にピカチュウのパズルを箱の中から一心不乱に取り出し始めました。
そしてそこにそっとプレゼントを置く娘。
色々突っ込まざる得ない状況満載だが、順番に行こう。
まず、ピカチュウがいっぱい！って書いてあって開けたらぽつんと孤独感強めのアンパンマン……ってもらった方のリアクションは何が正解でしょうか。盛大に「アンパンマン やないかーい！！」と突っ込めばいいのでしょうか…果たしてそれが大五郎（仮）に出来るのかどうか…。
あと、箱と中身のバランス…おかしくないですか…？
それからこれが1番大事な事ですが、この箱は現在現役で活躍中なはずのパズルの箱です。
中身、どうしました？
プレゼントの思いはこんなに丁寧なのに、何故梱包になるとこんなに雑なのか…。
しかし、流石の娘もこれはどうかと思ったようで、
「うーん、……あ、そうだ！」
と自分の部屋に戻る娘。なんかシンデレラフィットするような入れ物でも思いついたのかな？と待っていると、満面の笑顔で戻ってくる娘。その手には何やら光るものが…。
これは…！以前息子大五郎（仮）の羨望の眼差しを一気に集めた、回すとキラキラが色々な形になって綺麗！という学童で作った娘の手作りおもちゃ！！
娘、これをそっと、箱の中へイン…。
ほのかに埋まる隙間…。
「よしっ！これで完璧！」
完璧とは…。
……あと娘…大事な事なのでもう一度聞きます。
それ、現役バリバリのパズルの箱ですよね？
中身、どうしました…？
「え？コレに入れ替えたから大丈夫だよ！」とドヤ顔でジップロックにパンパンに詰まったパズルを見せてくる娘…。
……そっか…。
でも、箱（お手本）見なきゃ作れないんじゃ…？もしかしてあれかな？パズルは勘ではめていくニュータイプの人間なのかな？
そうしてようやく始まる息子大五郎（仮）、生誕3周年アニバーサリー！（3歳の誕生日。）
お祝い事には寿司！色々作る気力はないので出前以外は認めない。という私の独断の偏見により寿司を出前オーダー。息子には残りわずかな気力を振り絞って大好物のサーモンとイクラで超簡単なアンパンマンのちらし寿司を作ってみました。
「わぁーー！アンパンマンだぁ！！」
と喜ぶ大五郎（仮）はその数秒後、全ての顔のパーツを秒で平らげ、私が飲み物を持ってきた頃にはもうお皿にはただただ白い丸いご飯が載っているだけでした…。
食後は、娘が10分おきに「ケーキ出しちゃダメ？」と聞いてきたお待ちかね「娘プロデュースバースデーケーキ」が皆、それぞれ自分のタイミングとテンポで歌い出す、決して周りに合わせないスタイルのバースデーソングの中、登場です。
「ハッピーバースデーディア、大五郎（仮）〜♪」と出てきたケーキの蝋燭にいち早く反応する大五郎（仮）でしたが、以前私の誕生日の時、ろうそくを真っ先に消しにかかり「これは誕生日の人が消すやつなんだよぉぉぉぉお！！」と姉にブチ切れられたトラウマからか蝋燭の火を一点に見つめたまま動かない大五郎（仮）。
ケーキがテーブルに置かれ「大五郎（仮）！蝋燭消して〜！」と姉からのGOサインが出るや否や「待ってました！」とばかりに勢いよく走り込み一気に消し去る火消しの達人、大五郎（仮）。
よかったね、大五郎（仮）。そして、これも以前私の誕生日の時にケーキのチョコプレートをねだった際、「これは誕生日の人だけだって言ってんでしょうがぁぁぁあ！！」と誕生日に並々ならぬ特別感を抱いている姉からブチギレられたトラウマからか自分の誕生日にも関わらず姉からのGOサイン待ちの大五郎（仮）。
「大五郎（仮）、これ食べていいんだよ。あ、これね、お姉ちゃんが書い….」と娘の言葉は最後まで聞かれる事なく誕生日の者だけが許されるチョコプレートに真っ先に被りつく大五郎（仮）。
そして先程のプレゼントを渡す娘。
「わぁ！ピカチュウだぁ！！」
「開けてみて。」と娘。
「わぁ！アンパンマン だぁ！わぁ！キラキラだぁ！」
決して動揺して突っ込む事なくただただ見たままに感動する…息子から正解のリアクションを学びました。
「お誕生日おめでとう！大五郎（仮）！」
「ありがとう！お姉ちゃん！！」
いつもは5分おきにチンピラみたいな因縁を付け合って喧嘩ばかりしている二人でしたが、この日はずっと大五郎（仮）に優しかった娘。誕生日の威力、凄いです。そんな娘に大五郎（仮）はずっとべったり。娘がトイレに行く度に毎回「おねーちゃあー！大五郎（仮）もいっしょに入るよぅーー！」と追いかけ、「トイレは一人で入るもの！」とピシャリと閉められたトイレの扉の前で「おねーちゃぁぁぁあーー！！！」と1人サスを浴びながら絶望する大五郎（仮）…。
息子にとって姉の優しさが何よりのプレゼントだったようです。
因みに私達からはアンパンマンの食玩と少しでも賢くなって欲しいという思いを込めてドラえもんのころがスイッチをプレゼントしました。
私が写真を撮る頃にはもう中身は取り出され箱はボロボロになっていました……。
息子は「（ボールを）ころがすから出来たら教えて？」と完全に傍観を決め込んでいました。
あんたに買ったんだよ…？
何はともあれ、お誕生日おめでとう！！
わんぱくでもいい、元気に逞しく育って欲しい…！！
あと次に来る娘の誕生日のプレッシャーが凄いです…。