レベル3。
よくやってしまううっかり、「リュックサック全開。」
Tve_vmCpu7.jpg
↑イメージ画像

人生で何度「カバン開いてますよ?」と愛ある忠告を頂いたことだろう。私は閉めたはずなのでもうこれは怪奇現象としか言いようがない。
思い出深いのは何年か前、ホームで電車が来るのを待っていた時、ポンポンと肩を叩かれたので振り返るとエスニック風の外国人美女が何か困ったような顔で私に何か訴えてきた。
「もしかして先に並んでたのかな…?」と思い「ソーリー」と慌ててその場を離れた。ところが何故か彼女も慌てて「NoNoNo…!!」と私を追ってくる。

「…!?な、なんで?もしかして、割り込みやがって💢ってめっちゃ怒ってるのかな?悪気はなかったって英語でどういうんだろう…。

悪気…わる…あく…あくま…え〜と…

アイ アム ノットデビル!!

…違うっ…絶対に違うっ…!!」

自分の英語力のなさと発想力のなさに失望した瞬間でした…。

そして完全にびびり尚も小走りで逃げる私に外国人美女は追いかけながらこう叫んだ。

「アナターー!!カバン、空いテルヨー!!」

「what's!?」

カバンを見ると、買ったばかりの手帳が身を半分乗り出しながらも必死で落ちまいとしていた。
…そっか…わざわざ教えてくれようとしてたのに、三枚のお札並に逃げたりしてごめんなさい…。
私は何度も彼女に頭を下げ、お礼を言ったが、その後同じ電車に乗ることになり、何とも言えない気まずい雰囲気を味わった。こんな時、軽くでもいい、英語が話せれば「自分、うっかりレベルが常軌を逸してるんですよー、なのでよくリュク開いちゃってて💦もう怪奇現象、ミステリー。教えてくださったおかげで、大事な手帳を落とさずに済みましたˉ̞̭ ( ›◡ु‹ ) ˄̻ ̊ありがとござます!!」位の気の利いた会話に花を咲かせる事だって出来たのに…。

………次がとうとうお待ちかねのレベルMAX、うっかり編、最終回です…!