誰でも手軽にラジオを配信できる「REC.」というアプリがあり、それを使って数ヶ月前から大体毎週土曜か日曜の夜に私1人で配信しているのですが、先日の第14回目は娘がパーソナリティになり、息子大五郎（仮）をゲストに迎えるという、カオス必至の収録に臨みました。因みに私はアシスタントです。やる気満々でこの企画を承諾した娘。私が作った軽い流れと質問事項を書いた簡単な台本を手に弟と念入りな打ち合わせが始まりました。
娘「いい？お姉ちゃんが、こんにちはー！と言ったら「こんにちはー！」って返すんだよ？じゃあ、練習してみようか！「こんにちはー！」」
息子「こんちわー！」
娘「そう！そうだよ！大五郎（仮）！凄いじゃん！！」
急上昇する娘のバイブス。
娘「よし！じゃあ、次は質問ね、「なんのアニメが好きですか？」って聞くから答えて？「なんのアニメが好きですか？」
息子「アンパンマン 。」
娘「アンパンマン か！いいね！いーよ！いーよ！本番もそれ答えてね！！」
息子「（…ほん、ばん…？）…うん！」
この先もこれを収録しておけばよかったと思う位に順調に進む打ち合わせ。娘のバイブスは大気圏突破です。そして更に念入りに台本を読み込みリハーサルをする娘。準備万端です。
「さぁ！本番いってみよーか！」
と最早監督化した娘の掛け声でいざ、本番開始です。
「みなさん！こんにちは！小林由美子のレックラジオ、14回目、今日は母に変わって〜」と練習の甲斐あって順調にオープニングを進めていく娘。そして、いよいよ、ゲストの登場です。
娘「ゲストの息子大五郎（仮）です！こんにちはー！」
私娘 （頼む！こんにちは！と言ってくれ…！！）
息子「………こんちわー！」
…第一関門突破ーー！
お互い目でガッツポーズを取り合う私と娘。
…よかった…職業柄、私は収録中の沈黙が1番怖い…。
さてここからが難関門、弟への質問コーナー。
娘「では、弟君の好きなアニメは何ですか？」
いけ…！息子大五郎（仮）！今こそ、漢を挙げる時…！！
弟「………おしっこちっちぃ♪おしっこちっちぃ♪大男だぞぉーー！どしーん！どしーん！！大男だぞぉぉぉぉお！！みんな〜！きいてーー！みんなぁーー！大男ぉぉぉお！！」
……息子大五郎（仮）、突然、まさかの大暴走…。
私娘「……………∑(ﾟДﾟ)Σ（ﾟдﾟlll）」
娘「…すみません…皆さん、大五郎（仮）、ちょっと気持ちが昂ぶってしまったみたいで……気にしないでください…ほら、ちゃんとやろう？アンパンマンでしょ？アンパンマン 。」
と後半、大五郎（仮）の耳元でカンペをささやき、なんとか話を戻そうとするパーソナリティ娘。
しかし…
息子「おちりーー！ブー！ぶりぶりーー！ぶりぶりー！ママァ、見ててねー！おしっこ、ちっちー♪おしっこちっちー♪みんなぁ！ここだよ！おちりだよ！みんなぁー！」
と自由に下品の限りを尽くす息子大五郎（仮）の暴走は止まりません。そして再び「大男だじょー！」とテーブルに上げた足がマイクにぶつかり倒れた瞬間、娘、とうとうブチギレました…。
「何でよぉぉぉぉぉぉぉぉお！！！！！💢💢💢」
響き渡る魂の叫び。
「あんっなに練習したじゃん！！！アンパンマン ！！アン、パン、マン でしょうがぁぁあ！！ちゃんとやろうよ！！！仕事なんだよっ！？コレは、仕事なんだよぉぉぉぉお⤴︎！？ママからお菓子、貰ってんでしょうがぁぁぁぁぁぁぁあ！！！」
宇宙まで到達していた娘のバイブスは一気に地球の核にまで潜り込み、結果噴き出るマグマの勢いに唖然とする息子大五郎（仮）。と私。
………ごめん…ママも娘がそこまで本気だったとは思わず、これ、このまま配信しちゃおっかなって位の軽い気持ちでいたよ…。
そして、そこから娘による弟への特訓、スタート。
娘「好きなアニメは？」
息子「アンパンマン 。」
娘「好きなアニメは？」
息子「アンパンマン 。」
娘「好きなアニメは？」
息子「おちり。ぶー。」
娘「ちがう！ふざけないで！アンパンマン ！」
息子「アンパンマン 。」
娘「はい！次の質問いくよ！」
息子「「アンパンマン 。」
結果、何を聞いてもアンパンマンと答えるようなりました。
そして初めから収録し直すことに。
飽き始める大五郎（仮）をお菓子で釣りながら、止め止め、なんとか収録したものがこちら。
https://rec.audio/recs/br991ri23akg02jrurvg
結果、やはりカオス回でした。
皆様、もしご興味があれば是非このカオス振りを聞いてやってください…！