流石にこの頃は「コロナは怖いから仕方ないけど…」が頭に付くようになったので、幼いながらもこの非常事態を理解してきているのだとは思うが、今日も今日とて暇ー遊んでー!を連呼する体力の有り余まる娘達。だから暇なら今日の分の宿題課題でもやってろっつってんだろ💢と言うと例の如く「もう全部終わりましたぁー!」とびっくりするくらい子憎たらしい顔で、鬼の首取ったかのように言ってくる娘。そこに「おにの⤴︎くびでぇーすっ☆」と何故かチャラ男口調で参戦してくる息子大五郎(仮)。
なんなんだ、おまいら…💢
母親vs娘、息子大五郎(仮)の激しい攻防戦の結果、以前外で中々遊べない梅雨時に出して子供達から大好評を得た、面白風船遊びをする事に。出すのがこの上なくめんどくさいが、仕方がない…この自宅待機中、我々に必要なのは無駄な争いは避け、いかにHPを減らさないで過ごすか、なのだ。
…という訳で、出て来いやぁあ!昔百均で買った風船共ー!そんでお前らもちょっとは手伝えやぁあ💢
物置と化した廊下を片付け、家中の突っ張り棒という突っ張り棒を引っぺがし、風船をぶら下げていくという地味にストレスのかかる作業を経て、出来上がったその名も「風船タッチ冒険☆改」ー!
物置と化した廊下を片付け、家中の突っ張り棒という突っ張り棒を引っぺがし、風船をぶら下げていくという地味にストレスのかかる作業を経て、出来上がったその名も「風船タッチ冒険☆改」ー!
ルールは簡単。ふざけた顔の風船をタッチして倒し、途中回復アイテムのお菓子を手に入れながら一番奥のボールで作ったくす玉を割ってお宝をゲットすると世界を支配できます。
一見簡単そうに見えるが、世の中そう甘くはない。後ろから鬼の面をつけた私が40歳とは思えない大人気なさで2人を撹乱させていくのだ。 くす玉に手が届きそうなものなら、容赦ない擽りをかけ、決して近づけさせない。
一見簡単そうに見えるが、世の中そう甘くはない。後ろから鬼の面をつけた私が40歳とは思えない大人気なさで2人を撹乱させていくのだ。 くす玉に手が届きそうなものなら、容赦ない擽りをかけ、決して近づけさせない。
※自分の写メを撮り忘れてしまったので、これは今年の節分の時のものですが、着てる服が違ったくらいでほぼまんまです。
次第にHPの減っていく娘達。だが、手にした回復アイテムは娘のアイデアで腰につけるも、あまりの動きの激しさに飛び散り、回復出来ず。
「ぶぁかめぇー!!そう簡単に回復させる(おやつを食べさせる)とおもうなよーー!」という私の大人気ない挑発に顔を真っ赤にして乗ってくる姉弟。
娘「この鬼婆めー!覚悟しろ!今日こそギッタンギッタンにやっつけてもう二度と怒れないようにしてやるからなぁー!!」
息子「このウンチーー!こんにゃろー!おならブー!おならブー!ブリブリーー!」
遊びに乗じて言いたい放題の娘達。…
一体どこまでが本気ですか…?
ウンチって…ひどくないですか…?
…ママだってなぁ…ママだってなぁ…
いつも怒りたくて怒ってるんじゃないんだよ…!!怒りながら心はいつも泣いてるんだよ!
こんにきしょーめー!
「ふぁはははははー!おまいらなんて一捻りだ!親を舐めんなぁあ!」
心で泣きながら子供達を更に追い詰めていく私。
こちとら伊達に20年、役者やってんじゃないだ!思い知れ…!この無駄にある声量と癖のある芝居をーー!!
私の20年分の本気に若干パニクり出す娘達。
息子なんかもう、「ごめんしゃい!ごめんしゃい!サンタさん!やめときますから!!」と顔中、涙と鼻水でぐちゃぐちゃだ…。
いいか、息子…人をウンチ呼ばわりするとこうなる。分かりましたか…?
…ところで…サンタさん…?
「ふぁははははははは〜!お前ら全員、頭からかぶり付いて、足の指、一本残さずムシャムシャ食べてやるぅ!!覚悟しろー!」
……8歳と2歳相手になんてエゲツない……
…てかこれ、こういう遊びだっけ?
錯乱中の息子ががむしゃらに「この!サンタめ!このぉー!」と吊り下げられた風船でめった叩きにしてくるが、そんな事では私の癖のある芝居は止められない。
てか、サンタさん…?
その時、ひたすら私の攻撃を反復横跳びで躱すに終始していた娘が突然、私の作ったペンダント(写メ参照)を掲げ必殺技を唱え出した。
「くらえーー!!!
………!?
…サン、キュー…サン、セッ…ト…?
…ありがとう…日没…?
「娘…それはどういう…?」
「分からない…ただ咄嗟に出ただけ…」
はぁはぁと肩で息をしながらまるでアバンストラッシュをうったダイのような勇者感に満ちている娘。
よく分からないけど、サンキューサンセット…なんか心に滲みたので、
よく分からないけど、サンキューサンセット…なんか心に滲みたので、
「ぐわぁぁぁあーー!!やられたぁー!!いいかぁ、おまいらぁ!ママの言うことをよく聞いて、いい子にしてないとまた来るからなぁー!」
ときっちり言うことだけ言って鬼退散。
鬼のお面を放り投げ、倒れ込む私。
「はぁ、はぁ…よかった…ママ、鬼に乗っ取られてたの…おかげで助かったわ…ありがとう…。
「はぁ、はぁ…よかった…ママ、鬼に乗っ取られてたの…おかげで助かったわ…ありがとう…。
娘達がいい子にしてないとまた乗っ取られるかもしれないから気をつけて…」
…大事な事は2回言います。
「ママ、よかったね!またやっつけてあげるからね!」
と勇者ダイ風の娘。
「ママぁー!!サンタがぁあ!!」と抱きつく息子大五郎(仮)はさしずめ序盤のポップ。
「ママ、よかったね!またやっつけてあげるからね!」
と勇者ダイ風の娘。
「ママぁー!!サンタがぁあ!!」と抱きつく息子大五郎(仮)はさしずめ序盤のポップ。
あとさっきから気になってんだけど、なんでサンタ…?あなたの中でサンタってどうなってんの…?
ってかなんつー、お互いに消費カロリーが激しく、お互いに情緒が不安定になるゲームだ…
ってかなんつー、お互いに消費カロリーが激しく、お互いに情緒が不安定になるゲームだ…
……てか、これ、こんな遊びだったっけ…?
「ママ、くす玉のお宝は?」
あ、そうでした!
残された力を振り絞り必死でくす玉を割る勇者ダイと序盤のポップ。
そしてお宝はこちら。
キラキラスーパーボール。
このお宝、思いの外跳躍力が高く、この後家中を飛び交い色々なものが破壊されそうになるという恐怖のお宝でした。(誤算…)
因みにこの時、娘の必殺技が相当息子大五郎(仮)の心に刺さったようで、自分にもペンダントが欲しいと頼まれ作りました。
息子のは星形にしてみました。
真ん中の茶色いのはフェイクスイーツ作りの時に用意したフェイクチョコアイス。「お腹が空いた時に」という勇者娘の気遣い。
娘に「このペンダントの必殺技は何?」と聞いてみたところ、「うーん…星だからなぁ…」と少し考えた後、バッと両腕を高く掲げ、閃いた必殺技を叫びました。
「オレンジ・ソルベェェエーーアイスゥゥゥウー⤴︎ミラクル・オーシャンビューーー!!」
!?…長いっ!!そして星、関係ない……!!意味が全くわからないっ…!!
因みにあなたが気遣いで付けた真ん中のそれはチョコアイスです!!
「娘、これはどういう…?」
「…分からない、ただ思い付いただけ…」
力を使い果たしたと言わんばかりにアンニュイに言う娘。
…そっか……ママ、時々あなたを見失いがちになるので、必死についていこうと思います。
…しかし、いろんな言葉を知っているんだね…
息子大五郎(仮)はこの必殺技、かなり気に入ったようで
「ショルダー!シャンシャンびゅー!!」
とことある事に私に技を仕掛けてくるようになりました。
…肩にパンダでも出てきそうだな…。
何はともあれ、今はお家で遊べるだけ遊ぼう。
娘は勉強もな。←ここ大事。
体力つけて、コロナが収まった暁には好きなだけ、外に連れてっちゃる…!