緊急事態宣言が出される前の事。これから仕事と言う時に学童から電話があり、「まさか熱…!?」と青ざめながら恐る恐る電話に出ると「娘ちゃん、お弁当忘れたみたいで…💦」とのこと。ホッとしたのと同時に込み上げる怒り…

……きさま、またか……!!

何日か前も弁当を家に忘れ、その時はもう仕事に出てしまっていたので、コンビニで調達していただけることに。その際先生からの「食べられないものある?」との質問に「キノコと野菜はあんまりない感じでお願いします。あ、お肉好きです。」とリクエストしたらしい…。

………あんた、なんかすげーな……

いやいや感心してる場合ではない…笑いながら話してくださる先生に電話越しの秘儀、高速平謝り…その記憶もまだ新しい…と言うのにまた忘れやがりました…。あの日娘にした「毎朝6時に起きて弁当作るなんて愛しかないんだ、その愛を忘れないでほしい…!あと部屋も片してほしい…!」と渾々と言う私に「もう忘れたりはしないよ…!部屋も片付けるよ!」と涙ながらに言ったのはどの口だ。弁当も忘れて、部屋も片してないじゃないか…!
とにかくまた「肉多めで」なんて先生にリクエストされちゃ堪らないので、仕事に行く前に届ける事に。そしてその帰り、ふと学童横の茂みを見ると見覚えのあるものが……
…これは…娘の一輪車……?
間違いない、去年、デュエルマスターズのデッキー役佐藤せつじさんから頂いた一輪車だ…
一生懸命隠したのであろう痕跡はうかがえるが、悲しいかな、子供の隠し事というのは何故か親はほぼ100%見つけてしまう。

え…?あいつ…一輪車で学童行ってんの…?近いとは言え、荷物持って学童に一輪車とか、どうゆー、ど根性なの?え?なんで…?
混乱しつつ、とりあえず証拠写メだけ撮ってその日は仕事へ行きました。
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一輪車…私も子供の頃よく町内をかっ飛ばしていたものだ…そしてふと思い出される切ない思い出…それはそれで、話が長くなるので次回にするとして、もしかしたら娘にもどうしても学童に一輪車で行かなきゃならない事情があったのかも知れない…そう思い娘に聞いてみました。

「娘、一輪車で学童行ってるよね?怒らないから正直に言ってみな?」 
と聞く私に
「……ママのそれは信用できない…」
と即答する娘。

……まぁね…私も子供の頃、それに関しての親への信用はゼロだったよ…

その後娘は「大丈夫、怒らないから。(多分)」という私の言葉に行ったことを自白。そしてその理由とは私の思いとは裏腹に「一輪車に乗りたかったから。」という実にシンプルなものでした。
そして「一輪車で行くのは危ないし、ルール違反!お弁当もまた忘れるし、etc…」と渾々と説教を始める私に「ほら!やっぱり怒った!」と娘、大抗議。それに対し「…怒ってません。声が大きくなっただけです。」と私もしょうもない応戦。そして始まる親子の虚しい揚げ足取り合戦…。
最終的には部屋を明日までに片付けるに落ち着きました。