人情の機微って~ものが分からね~国民なのか? | しゅ~る之助の新々観察ラン日記

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「下京のジョージ・クルーニー」を自称する、坐禅と観察ランで、                                        京都の街をしぶとく生き抜くおじさんの日記です。

 

 

今朝は、走り始めるころにはまだ小雨が降ってたが、すぐに止んで、青空が広がってきた・・・。

 

今年は雨が多いような気がするのだが、これでも琵琶湖の水はまだ渇水状態らしい・・・。

 

いって~ど~なってるにやろ~・・・(-_-;)

 

って~ことで、昨日は計画休足だったが、今朝は何とか走れた・・・。

 

↑は昨日夕方の、会社の前の旧尚徳中学校校舎前の桜の様子である・・・。

 

毎年、この桜の事を書いているがが、今年も書いておこう・・・。

 

この桜は、平成の中頃、まだ尚徳中学があった頃、卒業式(基本3月15日)の時に、満開になる桜を捜していた当時の校長が、見つけてきて植えた桜で、原産地が神奈川県足柄市である・・・。

 

よって、足柄桜って~名前なのだが、別名「春めき」って~名前で呼ばれているらしい。

 

ソメイヨシノより濃く、河津桜よりも淡い色合いで、開花が進むにつれて、淡い色になるのが特徴とされているらしい・・・。

 

ここの桜は、旧尚徳中学校舎(現在は地域のコミュニティ施設)の趣のあるデザインに非常にマッチしていて、最近ますます人気の出てきた桜である・・・。

 

多分一週間で満開になると思うので、満開は来週明けぐらいかな~・・・。

 

今では、生徒のいなくなった校舎ではあるが、昔の黒い卒業証書入れをもった生徒たちに囲まれていた当時を、桜の花が思い出してるような気がしてならね~・・・のである。

 

さて、あまり時間がね~ので、先に進もう・・・。

 

先週、米国アカデミー賞の発表があったが、今年は「パーフェクトデイズ」「ゴジラマイナス1.0」「君たちはどう生きるか」の日本映画3本がノミネートされ、例年以上に日本でも盛り上がった。

 

結果はゴジラが、視覚効果賞を受賞し、真にめでたいのであるが、あの映画は、決して特撮だけが突出してたのではなく、物語そのものがよかった、って~ことは忘れてはならね~・・・と思った。

 

終戦直後、敗戦で荒廃した日本で、多くの日本人が、それぞれ何らかのトラウマを抱えながら、復興に向かって必死になってた時代である。

 

そのトラウマ(過去のトラウマと将来への不安)の象徴としてのゴジラに、人々が立ち向かい、トラウマを克服するハナシである、って~ことを忘れてはならね~と思った。

 

軍隊が解体され、進駐軍はソ連を刺激させないためにシカト・・・。

 

そんな状況の中で、庶民がゴジラに抗う手立ては、それぞれが自分の専門性を活かし、知恵を寄せ合い、殆ど裸の状態で戦うしかなかった・・・。

 

ゴジラが神としての属性を持ってるとしたら、そういう庶民達のトラウマを乗り越えさせた存在であった・・・って~ことかも・・・。

 

そういう物語性を忘れて、特殊効果だけが素晴らしかったと思うのは間違いだと僕は思うし、出来れば作品賞を獲って欲しかったのである・・・。

 

しかし、これは僕が日本人だから思うことで、戦勝国アメリカにしたら、なんのこっちゃやろうし、「意味分からんけど、特撮はあの低予算でよく頑張った」って~ことなんやろ~・・・(-_-;)

 

そい言う意味では、喜びも半分やね・・・。

 

そして「長編アニメ部門」で賞を獲った「君たちは・・・」は、僕はあまり評価はしなかった(途中い眠ってしまった)作品だけに、ちょっと意外だった・・・。

 

ただま~「パーフェクトデイズ」が賞を獲れなかったことを考えたら、ま~所詮アメリカの映画賞やからな~・・・と思わざる負えなんかったね・・・。

 

僕は「君たちは・・・」は、「少年の成長潭」であると思ってるので、「千と千尋」の男の子版に過ぎないと思てた・・・。

 

この成長潭って~のは、アメリカ人は大好きな国民のようでもともと、西洋文化そのものにはこの「成長潭」が多いと思ふ・・・。

 

古くは「不思議の国のアリス」がそうだし、名作「スタンド・バイ・ミー」もそうだし、最近ヒットした名作「イット」もそうだと思ふ・・・。

 

やから、アメリカ人の文化的土壌の中に、この類のハナシが多くて、元々親和性があったのではなかろうか・・・と思ってる。

 

他方「パーフェクトデイズ」は、人が普通に「何故?」って~思うところを全部ぼかしているので、理屈っぽい人間にとっては、不満が残るハナシである・・・。

 

「何故、インテリで、実家が富裕層の男が、トイレ掃除の仕事なんかしてるんだ」って~質問に全く応えてないハナシは、フラストレーションがたまるばっかりやと思ふからね・・・。

 

我々日本人は「大人の事情はそっとしておいてやれ。それが大人の態度やろ」って~人情の機微が理解できるから、それで納得できるし、共感もできる・・・。

 

監督はドイツ人の「ビム・ベンダース」であるが、アメリカ人よりは日本人に近い情緒の分かる人間だと思ふ・・・。

 

やから、パーフェクトデイズのよさは、アメリカ人には分からなくて当然・・・って~思ったら、溜飲が下がった・・・。

 

ところで、どこかのネット記事で、ゴジラの監督山崎貴は「我々の次の仕事は「オッペンハイマー」からの問いかけに、日本人として、どう応えるか、そんな作品を作りたい・・・。

 

と語ったらしいのだが・・・。

 

とりあえず、今回アカデミー賞を総なめにした「オッペンハイマー」を観るべきやろうな~・・・と思っている。

 

 

そもそもゴジラは、原子爆弾の実験で生まれたモンスターとされているので、そのゴジラにどう立ち向かうか・・・・って~「ゴジラ-1.0第二弾」・・・やね^^;

 

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