ども。

 

 

日経平均史上最高値を更新。

先物は現時点で39410円、ドル円は150.50円台。

 

 

ここまでノンストップで上げられるとは…

エヌビディア好決算の影響が大きかったことを差し引いても

ほとんど参加できずに傍観するとは明らかに読みが甘かった。

個別株では地味に利益は出ているものの、

日経225で勝負したい自分の希望とは乖離がある。

 

高値更新で一旦白紙。

次のターゲット40000円の節目を伺う動きになっているが

たいした押し目もなくズルズル上げられるのが一番怖い。

これまでも慎重に進め過ぎた感はあるがしばしドラクエの

「いのちをだいじに」で行かざるを得ない。

 

 

今年に入ってパッとしないおじさんに前職で苦楽を共にした

ディレクターKさんから飲みの誘いがあった。

何でも前職でお世話になった代理店の営業部長Iさんが

「双子パパは元気にやってるかね?たまには会いたいなぁ」こぼしていたそうだ。

確かに細く長い付き合いはあったがガッツリ飲んだこともなく

濃い仕事をしたのは辞める前の1年半くらいなイメージ。

 

折角のお誘いを断る理由もないので集合場所の五反田へ向かう。

外観はボロく立ち退き拒否のオーラをまとった間口の狭い串焼き屋。

2階へ通されるが大柄な大人には厳しいタイトで急な階段。

メインの焼き物はタン、ハツ、レバー、ハラミどれを食っても美味い。

結構な人気店で要予約らしいのだがたまたまこの日は空いていた。

串物はどれもちょっとお高めだがそれだけの価値は十分にある。

 

営業部長Iさんとは1年2ヶ月ぶりの再会。

病んでいた時期の話はオブラートに包みつつ、

ここ最近は先物と株を触りながら、とりあえずは失業者として

ハローワークで様子見をしていることを伝える。

 

「双子パパがいなくなってから会社へはあまり仕事振ってないんだよね。

後任の〇〇さんもちゃんとはやってくれているけど、

社内スタッフからは外注する意味があまりないとか言われてさ」

 

 

耳が痛い。

後任へ繋ぐために退職前の有休ギリギリ、いや正確には有休中でも

今までのことで不明点があれば電話・メールで100%対応することで

自分はいなくなるがこれからも末長い関係を願っていた。

人だから好き嫌いはあるにせよ1年間で仕事が減っているのはマズイね。

 

「でさぁ、自社で制作する部隊はある程度揃ってきているんだけど

本数が重なった時とかお願いすることできるの?

うちの会社もうるさくなって法人である必要はないんだけど

インボイスをやってないフリーランスはNGなんだけど」

 

 

いきなり俺に向かって話されても困る。

フリーランスになりたい気持ちはあるが今は求職者。

会社のやり方が気に入らないことが退職理由の大半を占めていたが

公には映像業界からの引退を宣言して今に至っている。

どこかの居酒屋みたいに「喜んで!」と二つ返事はできない。

ディレクターのKさんがフォローに入る。

 

「うちはやってますから大丈夫ですよ!

何かあればうちを窓口にして受けることは可能です。

あとは双子パパのやる気がどこまであるか次第ですね笑」

 

ここは誤解が無いように丁寧に思いを伝える。

お話はありがたい限りですが自分がフリーのプロデューサーとして

看板を掲げて仕事を受けていくことは今のところ考えていない。

ただ今までお世話になったお二人が困った状況があれば、

その時は他の用事を動かしてでも微力ながらお手伝いさせてもらいます、と。

今は無職だから他に大した用事なんかねぇだろ!

と思われている可能性もあるので補足として

 

「ですが... スズメバチハンターを含めまだやってみたいことがあるもので。

去年動けなかった分、チャレンジだけはしたいんですよね」

 

 

そこまで食うに困っていないとはいえ、こうして文字に起こしてみると

嘘や冗談ではないのだが思春期の高校生みたいなこと言ってるな。

 

「OK、OKじゃあさ、まずは二人で組んで仕事した場合の

ざっくりとしたコストテーブル出してよ。簡単でいいからさ。

それがあれば社内スタッフを説得できるし」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説得???

 

いや、説得はしなくていいんですけど。共有の間違いでは?

自社では回らない急ぎの案件を断るわけにもいかないから

部長裁量でKさんと双子パパにお願いするか、くらいの隠し玉というか

純金積立レベルの控えとして考えてもらうのがこちらも非常に気楽なんだが。

そりゃ依頼があれば断らないが、専業としてやるつもりは全くない。

社内の合意を下手に取られると7年以上の付き合いがある人が他にもいるので

Iさんの仕事は受けて〇〇さんの仕事は受けないみたいなことが発生すると

こちらもあちらも気分が悪く面倒なことになりかねない。

 

Kさんはフリーのディレクターなので自分が辞めた後は多少なりとも

仕事が減っているわけだからほどほどに仕事は増やしたいだろう。

その力になれるならできることはしっかりとやらせてもらうが、

一年の半分が埋まるようなことになるとちょっと話が変わってくる。

 

 

ほどほどってのが難しい。

結局それが出来るならハナっから自律神経失調症で

バランスを崩すこともなかったわけだから。

この流れで作戦を「ガンガンいこうぜ」に切り替えたらきっと全滅するな。

そう思いながら2日間で6パターンの想定見積書を作成、

軽く擦り合わせをしてKさんから送付してもらうことにした。

ちょっと時間がかかったのはブランクが理由ではなく、

自分のMacにはOfficeが入っていないのでExcelファイルを

Numbersで調整したのだが微妙に勝手が違って迷い箸。

こうやってキッチリやらないと気が済まない性格が良くないのだろう。

さくせんは軽い気持ちで「いろいろやろうぜ」だな。

 

 

では、良い余生を!