ども。
大正製薬が怒りのお気持ちを表明。
全文はこちらから。
元CMプロデューサーの観点から公平なジャッジをしたいと思う。
結論からいうと大正製薬が甘々のユルユルで敗訴は当然って話。
その1
リポビタンDXはドリンクであり、錠剤ではない。
これってさ、CM業界の認識で言ったらあり得ない話。
Twitter、いや今はXっていうのか?
そこで呟いている奴らが結構タレント側を批判していて笑えた。
例えば木村拓哉が日産車のCMをやっているがハーレーダビットソンから
バイクのCM依頼が入ったとしたらどうだろうか?
自動車とバイクは別物である。
競合の括りは明確にするのが当たり前。
「自動車メーカー」のみNGか「自動車&バイクメーカー」まで含むか。
現時点では日産のバイクはないが今後作る可能性があるのなら
当然後者の記載をした上で契約するって話だ。
その2
裁判所が「錠剤」の文言がないと形式的な理由で請求を認めない。
老舗の上場企業が形式を軽視しているって認識でいいのか?
高額な契約金云々の恨み節を出してくるくらいなら
競合範囲を明記した契約書も一緒に開示してくれよ。
栄養ドリンクで契約しておいてカフェインがたっぷり入った
リポビタンコーヒーを作っても同じような因縁つけてきそうだな。
これハットトリック側からしてみたら
「競合範囲を広げるなら契約料も変わりますけど」って話。
その3
企業イメージが定着しているかどうか。
個人的には三浦和良=リボビタンD(大正製薬)ってイメージが全くない。
古くは勝野洋、渡辺裕之であり、この間まではケインコスギだ。
カズのCMは見たことはあるのかもしれないが記憶にない。
たまたまではあるがセサミンEXのイメージキャラクター就任時の
インタビュー動画をYouTubeで見ていたからそれは知っていた。
セサミンの立ち上がりは80歳でエベレスト登頂を果たした・三浦雄一郎氏が出演。
たまたまだとしても「三浦繋がり」でアクティブなカズにオファーした
サントリーは上手いことやったなって思ったもんだよ。
ということで、
大正が決めることじゃない、僕が決めたことだ。
ってコピーに変えてキングカズには今後もセサミンを飲んで頑張ってもらいたい。
これ海外だったら明確な契約をしていないのに出演者側の落ち度、
契約違反のように発表されたって損害賠償を起こされそうな話である。
では、良い余生を!