前回からの続きです:
でも海外のプロモーターとか
よく日本の選手に「XXXとは契約書にサインしてるの
」な~んて聞いてくるんですよ

そうすると、正直な選手は
いや契約書にはサインしてないけど......

と答えますよ、普通(
)で、そこをついて甘い事を言ってくる訳なんですよ
契約書交わしてないなら問題ないよぉ~
うちで試合して勝ったらUFCに行けるよ、とかね

けど冷静に考えて頂きたいんです
DEEPだって修斗だってパンクラスだって

ZSTだってHEATだって

ちゃんとした相手に勝って良い戦績あげていけば
ぜんぜんUFCに行けますよ


そういった前例、山ほどあるじゃないですか

ジョーもショーンもちゃんと選手みてますから

それに、この契約書の件だって
例えばデビューしてから5試合とか10試合とか
紙の契約書を交わさなくてもず~っと試合をしてきて
今までちゃんとファイトマネーも支払われていた
そんな長い付き合いがあったら

それはもう口頭契約が成立していると考えるべき
と、わたしは思うんです

とくに、次の次勝ったら、タイトルマッチだね
みたいな約束までしてたら

その団体にロイヤリティをもつのは
これ、当然の事だと思うんですよね

もうね、これは人間としてもビジネスマンとしても
プロフェッショナルの基本としても
あったり前田のクラッカーですよ

もうこのポイントに関しては
法律なんて窓から放り出して考えても良いと思うんです
ですから、これをちゃんと説明して
だから日本(またはアジア)市場での
拘束がかかる契約はNG

それじぁないとオファーは受けられない

といった事をしっかりと言った方がいいんですよね
ジャパンのカルチャーを説明するのが面倒くさかったら
これはもう「嘘も方便」という事で(
)XXXとの契約があるから無理

と言っちゃえばいいんです
それに、ここ、もっと冷静になって考えて頂きたいんです
一試合毎にそんなに大したファイトマネーも出さなければ
年間何試合必ず組むとか保証もしてくれない団体なんかに
何で自分の母国でもある日本で試合をする度に
いちいち承認とらないといけないの

これ、大きなポイントだと思いますよ
世界市場拘束の契約書にサインするというのは
他で試合をしたい時は
団体から承認をとってからでないといけない
イコール、自分のキャリアをコントロールされている
そういう事になるんですよね

プロアスリートのキャリアって
そんなに長いものでもないのに.....
なんでそれっぽっちのお金で
何らかの拘束とか承認事項を設けるの

という事なんですよね

自分がプロアスリートだと思っているのなら
これ、し~っかりと主張するポイントだと思うんです
自分の意見をしっかりと言えないのは
欧米では「子供」とみなされるんで

以心伝心なんてものは無い
と思ってちゃんと説明して詰めた方が無難なんです
それに、もっとぶっちゃけ言えば
海外の団体が5、6年以上それなりの規模で
大会を継続していくのって、ほんと、稀ですよぉ~
大体めっちゃ縮小するか、ズッファに買収されるか
または....潰れてますから

ですから長い付き合いにならないケースの方が
圧倒的に多いんですよね

だからもっとドライにプロフェナルに付き合った方が
自分に有利な条件が穫れる事は間違いないんです
それに、団体側からしても、よくよく考えてみれば
無理して世界市場独占にしなくても
北米市場オンリーの独占でもいいか

といった結論に達する事の方が多いんですよ

これはね、わたしの経験から、間違いないですね
わたしなんて、出てきた契約書の半分ぐらいに
赤ペンでばってんして返してことありますから(
)それでもちゃんとその契約まとまりましたし

わたしが、何で長々と突然これを書こうと思ったその理由は
ここ数年、海外市場での日本人選手のファイトマネーが
暴落しているいんですよ



そのひとつの、いや、大きな大きな要因が
何も交渉しないでオファーを受けちゃうから

という事だと、わたしは思っているんです
潔い、文句言わない、これ、日本人のと~っても良い所です
けどこれがいまのMMAの海外市場の交渉という場では
逆にいいようにプロモーター側に利用されているんです

経験になるから、とか自分自身への言い訳を考える前に
普段もらっているギャラから下げて試合をするということは
プロアスリートとしての自分の商品価値を
自らの手で下げていると、考えることも大切だと思うんです
それに、我々マネージメント、そしてプロモーターは
世界中のすべての団体のファイトマネーがどれぐらい
という情報を持ってますので
安いギャラで試合をしたら
それはもう業界全体に伝わると思った方がいいんです

ですから、団体側から出てきたオファーを
そのまま受けるんじゃなくて
し~っかりと考え、他の団体の条件とかと比較して
自分のキャリアの妨げにならなくて
プロとしてフェアなお金が稼げて
自分のキャリアがいい方向に向かう
そういった契約書にサインして欲しいです



その時に、必ず使わなくちゃいけなくなる武器
これがNOの一言だと、わたしは思ってるんです

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5月24日のUFC 173で大一番を迎える水垣偉弥選手
全米でビューの菊野克紀選手など
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