(Part 1からの続きです)
ですから協賛企業のトップの方々たちにもこういった解釈が通じるんです
![チョキ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/105.gif)
あなたちは、
普通の人たちが聞いたら腰を抜かすようなお金を払っているからこそ、
この世界でもトップのスポーツ選手に、今日、ここで実際に会って、話ができるのです。
あなたたちもトップで活躍する忙しい方々ですから、
スケジュールは常にギッシリでしょうし、
そのお忙しい合間を縫って、ここにきた。
そういう人だからこそ、こういった場で、トップ・アスリートと会えるんです。
そして、今日ここにくる世界レベルのトップ・アスリートも、
あなたと同じように、それこそ秒刻みのスケジュールを
毎日こなしているといっても過言ではありません。
だからここであなたと過ごせる時間も限られてしまうものなのです。
少し分らづらいですかね(汗)
それなら、
直球でいきますと、
だって、シーズン中のタイガー・ウッズが、
あなたと一緒にご飯たべて、
そのあとバーにいって酒飲んで、
そこから、ストリップバーとかまでいって
一緒にテーブルダンスとかして、朝まで付き合ってくれると思いますか?
という事なんですよね。
でもタイガーに会えるあなたも、タイガーと同じぐらいのい成功者なのです!
という事になるんですよぉ。
こういったスタイルというか、フィロソフィーが
スポンサー文化が強く根付いているアメリカでは確立されているので、
これがそんなに大した額を貰っている訳でもないMMA選手に対しても状況は大体同じ事なんですね。
例えば、スポンサーしてくれているウエア会社の社長とか、
またはその会社の担当者とかか、試合の時にスポンサードしている選手たちに会いにくるのか?
または試合前に激励の電話とかしてくるのか?
答えはー
まぁ、ほとんど、99%以上の確率で、ないんです
![!!](https://emoji.ameba.jp/img/user/sy/syu-kuri-mu/129.gif)
UFCはもうそれこそ一ヶ月に一回以上のハイペースで大会を量産してますから、
スポンサー側もわざわざ毎回会場まで駆けつける、なんて事はしないんです。
もちろん時折そういう事もありますが。
例えばもうこれは随分前、
三島ド根性ノ助選手がUFCに初参戦したときの話になるんですが↓
この時、Fairtexが三島選手のスポンサーになってくれたんです。
このFairtexのジムが大会開催地のサクラメントにあるというのもあり、
この時は、わざわざFairtexの社長がサクラメントまで来ていたので、
三島選手に会いたい、といってきたんですね。
その時、まぁ、ちょっと時間が合わなかったというのもあるんですが、
三島選手にとっては初のオクタゴンだったから、
まぁ、余分なもの(すみません)は試合前は排除、という事で
ねぇ、悪いけど、試合前はやめて試合の後にしてくれない?
と答えたんです。
そうしたらFairtex側はブスっとするどころか、
あ、そうだよね、
と嬉しそ~うに言ったんですよ。
そりゃ、自分がスポンサードしている選手なんだから、
一流なんだし、
ビッグマッチの前だからナーバスになっているだろうし、
とにかく勝って欲しいから。
そしたら当然試合後だよな、そうだよな!
と解釈して、しかも喜ぶを噛み締めてくれるんです。(拍手)
なぁ~に、生意気なぁ!俺様はスポンサーだぞ!
な~んていう思考は脳をかすめもしないんですよね。
某五輪水泳選手が前にいってたんですが。
彼女はそのときの金メダル候補のひとりだったんです。
そうしたら決勝のレースの前の晩、
後援会会長だ、スポンサー企業の社長だ、挙げ句の果てには近所の代表だとか、
そういった人たちから、
もうじゃんじゃん「激励の電話」がかかってきちゃって、
ほとんど寝られなかったらしんです。
そんなの電話のコード抜いちゃえばいいじゃん、とわたしがいったら、
何も分ってないんですね、といった諦めの態度で
「それができたら苦労しないですよ」と彼女が寂しそうにいってたのが、印象的だったんですが.........。
そんな事態は、アメリカではあまり聞かれないというか、ほとんど無いと思うんです。
それはやっぱりお互いに、
相手にリスペクトを持つという当たり前のこのスピリッツが、
金を出す方にも貰う方にもちゃんとあるからだと思うんです。
だからスポンサーへの挨拶まわり、なんてことも全然ないんです。
そりゃパーティーに呼ばれて、近くにいてスケジュールが空いていれば顔をだすくらいの事はします。
けどこれが例え出席できなかったとしてもそれは全然問題にはならないんです。
大会の後にパーティーを主催している協賛企業はたくさんありますし、
そのパーティーに是非選手を連れてきてください、と言われることはよくあります。
もちろんそういったパーティーに、
悪いけどちょっと付き合って、と選手に一緒にいって貰ったこともあります。
ちなみにサクラメントでは、試合の後にFairtexのジムで開催されているパーティーにいって
Fairtexの社長さんとか、
ユライア・フェイバーとかスコット・スミスとか選手たちにも会いました。
でもそれも5分程度の挨拶で全然オッケーなんです。
例えばこれが試合で怪我をしたから無理、
もう体力を消耗したので今日は休みたい、といったとしても
これは全然無礼どころか、当たり前なんです。
だってアスリートなんですし、その中でも格闘家は命を果たし合いをするみたいなもんですから、
試合の後はゆっくりしたい、という選手がいても驚くことでも何でもないんです。
それを理解してくれるというか、
何度も書いちゃいますが、
相手をリスペクトするスピリッツがあるから、
大抵のことは、何でも喜んでオッケーといってくれるんです。
ほんと、アメリカは楽だなぁ~、と思うんですよね、こういう時は。
でもそれが、ほんと、何度も書いちゃいますが、当たり前なんですよね、よく考えると。
ちなみにこれは余談なんですがー
べガスでのUFC大会の後はいつも色んなホテルでスポンサー企業がパーティーを開いているんです。
でも最近は、試合の夜は選手も疲れているだろう、という気遣い(?)のある企業は、
次の日、プールでビキニ・パーティーがあるから来ないか、といってくれることがよくあるんですよぉ!
でも残念なことに
選手たちのほとんどは、試合の次の日の飛行機で帰路につく手配となっているので、
まだ行った事ないんですよ、ビキニ・パーティーには.........
![ガクリ](https://emoji.ameba.jp/img/user/ok/okan-hitorigoto/14942.gif)