6月9日(日)10時30分~12時、カタヨリ絵本店さん(福岡市中央区六本松)にて「津村修二のボードゲームヒュッゲ」を開催しました!



当日は3名の方にご参加いただきました。

第1回となる今回は「オリジナルゲームAmenとギガミック社のゲーム」を紹介。

イベント案内文:
「Amen」は砂時計を使った石取りゲームでツムラクリエイションとして初めて商品化したゲームです。チェスのようにインテリアとしても飾っておきたくなる美しいゲームを目指しました。そして、ギガミック社は洗練されたゲームデザインとおしゃれなコンポーネント(内容物)が魅力的な、私が最も敬愛するフランスのゲームメーカーです。その中から「クアルト!」「コリドール」「バティーク」「クアッズ」の4種類のゲームをセレクトします。





まずはオリジナルゲーム「Amen」をプレイ。

 

 

 

 

なかなか「Amen」をプレイする機会が無かったので、久々でとても新鮮でした。自分が作ったゲームを目の前で楽しんでもらえて、作り手として純粋に嬉しかったです。懐かしい気持ちになりました。

あと、写真のDX版はコマにイタリアの大理石、砂時計の砂にサハラ砂漠の砂を採用しているのですが、この話をすると皆さんすごく驚いて感動されていました。「美しいゲームを作りたい」という一心でこだわりを詰め込んだのがDX版なので、そうした反応も嬉しかったです。

エジプトを舞台にしたこのゲーム。「勝者はファラオ(王様)になる」という設定なのですが、今回は初プレイの方が大勝し、見事ファラオになりました。


続いて、フランス・ギガミック社のゲーム「バティーク」をプレイ。



スリットからピースを順に落としていき、スリットからはみ出した方が負けというアクション性のあるゲームです。「こう入れれば、こう嵌まるだろう」という予測通りにいかないところがこのゲームの面白さ。思わぬところに嵌まって助かったり、危なかったり・・・その度に歓声が上がっていました。


その次にプレイしたゲーム「クアッズ」はゲーム会で初披露。

 



色かラインを揃えるように置いていき、先に置けなくなったら負けというこのゲームは「バティーク」と同作者のベルギー人デザイナーKris Burm氏の作品。どうやって自分しか置けない場所や相手が置けない場所を作るか、戦略性の高いゲームで頭脳戦が繰り広げられていました。

ゲーム終了後には「ここまでシンプルなのによくこんな奥深いゲームが出来るなぁ」と参加者の方も感心されていました。また、ゲーム後の盤面を見て「美しいですね。壁に飾っておきたい」との感想も。おっしゃる通り、インテリアとしても素敵なんですよね。


その次は僕が最もゲームデザインとして優れていると尊敬しているゲーム、「クアルト」をプレイ。



縦横斜めのいずれかに、色か高さか形か穴かのいずれかの共通点で四目並んだ方が勝ちというゲームですが、どのコマを置くかは相手が選びます。その点が斬新で、常に自分が負けないようなコマを選ぶ必要があり、様々な視点から共通項がないか注意しなくてはいけません。

今回は頭脳明晰な方が最後の一手で「引き分けになるだろう」と言って、共通点に気付かず負けてしまったので「これがクアルトの面白さだよな」と改めて思いました。


時間の都合上、もう一つ紹介予定だった「コリドール」はプレイできませんでしたので、またの機会に紹介できたらと思います。まだまだ紹介したいギガミック社のゲームはたくさんありますから、折を見て企画したいと思います。


最後に中華料理のメニューを作るカードゲーム「音速飯店」で盛り上がって、ゲーム会は終了。あっという間の90分でした。


さて、約5年弱という久し振りの大人向けの定期ゲーム会でしたが、自分が好きなボードゲームを紹介できて、それを参加者の方に喜んでもらえて、笑いに溢れた温かい雰囲気に包まれて、「これ!これ!」とホームに帰ってきた感覚を味わいました。

ゲーム会のタイトル通り、まさに僕自身がヒュッゲな(心地よい)時間を過ごすことができました。参加者の皆さんにとってもそうであったら嬉しいです。初回として最高のスタートとなりました。

参加者の皆さん、そして、このような場を作っていただいたカタヨリ絵本店の塩川さんには感謝です。ありがとうございました。

2か月に1回くらいのペースで開催していこうと思っていますので、ご興味あります方はぜひ次回ご参加ください。詳細が決まりましたら、またお知らせいたします。

 




 



 



「津村修二のボードゲームヒュッゲ」

「ヒュッゲ(HYGGE)」とはデンマーク語で「居心地のよい雰囲気や空間」
「小さなことに幸せを感じる」などを指す言葉。
北欧の人の価値観を表すこの言葉に触れた時、
見逃しがちな日常にある豊かさを味わうことの大切さを改めて感じました。

人と人が対面して遊ぶボードゲーム。
もちろんゲーム自体の面白さもありますが、テーブルを囲んで一緒に過ごす時間は
まさに「ヒュッゲ」ではないかと思います。
皆さんとボードゲームを通して"ヒュッゲな時間"を過ごせたら嬉しいです。