「福岡県大すごろく」の制作にあたって、ブログ「Y氏は暇人」で知られるY氏の著書「福岡穴場観光」(書肆侃侃房)を愛読し、参考にしています。
その中で鴻巣山(こうのすやま)展望台という、中央区と南区の境にある展望台が紹介されていました。前にも一度テレビで紹介されていて、興味は持っていましたが、この度、本を見て、それに後押しされる形で行ってみることに。
山頂の展望台までは歩いて10分くらい。ちょっとした登山気分を味わえる、程よいウォーキングコースで、この日も散歩している何組かの方とすれ違いました。
丘の上にそびえる展望台。見つけた時は「あれだ!」とテンションが上がりました。もともと2階建てだったそうですが、木々の成長に伴い、3階建てに増築されたようです。市の中央部から福岡市を一望できる展望台からの眺めは新鮮な感動がありました。本によると、夜景もまた見事だということで、いつか夜にも来てみたいです。
隣接する平尾霊園の方にも足を伸ばしましたが、丘陵地に広がるその敷地の大きさに驚きました。今まで墓地という理由でわざわざ行ってみようとはしなかったので、これは新たな発見でした。
その後、たまたま見つけた喫茶レストラン「長崎阿蘭陀珈琲館」でチャンポンとカステラとアイスコーヒーをいただき、休憩。
帰り、高台に神社があって、それに続くように一直線に道路と橋がある場所があったので、「ん?」と思って、後で調べたら、それもまた「Y氏は暇人」で紹介されていました。
https://y-ta.net/oimatu-jinjya/
気になった神社は老松神社という名前で、菅原道真公が立ち寄った由緒があり、なんと古墳があった場所に立てられている、とのこと。神松寺という地名の由来にも関わりがあったようです。へぇ~、面白い!
地理や歴史に興味を持つと、ただ町を歩くだけで面白いことだらけです。NHKでやっている「ブラタモリ」が良い例。自分に知識があればあるほど、面白さも倍増するので、きっとタモリさんは町歩きにとんでもない面白さを感じているのではと想像します。Y氏も同じく。
一生退屈することのない趣味が持てるのは幸せですね。