先月、佐賀県立宇宙科学館ゆめぎんが(佐賀県武雄市)で開催中の「ビーコロ 2021」へ行ってきました!僕は2014年(過去記事はこちら)から楽しみに通っていて、今年で6回目。ヘビーリピーターです。

 


 

昨年はコロナのために中止でしたが、今年は感染対策を取りつつ、2年ぶりに開催。入場規制や一方通行の徹底、体験用ビー玉の消毒、動画による装置の展示など様々な対策が取られていました。スタッフの皆さんの「ビーコロ展で楽しんでもらいたい」という熱意と行動力には頭が下がる思いです。
 

さて、本展では毎年約20種類のビーコロ(ビー玉転がし装置の略。「ピタゴラスイッチ」でお馴染み)が展示されるのですが、今年はなんとオール新作。例年新作は半分くらいなので、今年はその点でも見応え十分でした。
 

文房具やお菓子の箱を使った素材の妙を感じるもの、緻密に構成された理系的な魅力に溢れたもの、物語性があって展開に惹きこまれるものなど、趣向を凝らしたビーコロの数々。いくつかは同じ作者によるものですが、作者によって個性が見えるところもまた面白かったです。また、勤務先のつみきやで販売しているビー玉転がし「コロロ」のパーツが一部のコースに使用されており、嬉しさとともに「こんな使い方もあるんだ」という新鮮な発見もありました。

 

 

 

 


大型装置も今年はオリンピックを題材に迫力満点の仕上がり。随所にアイデアの巧みさを感じる傑作でした。ヘディングするウータン(ゆめぎんがマスコットキャラクター)の活躍には笑いました。

 

 

ふと、離れた場所から楽しそうに遊ぶ親子の姿を見て、「人は衣食住だけじゃなく、遊も必要なんだ」と思いました。だからこそ、このコロナ禍の中で展示をする意義があったのだ、と。

 

子どもはもちろん大人も楽しめる展示。ビー玉の転がる行方を追う不思議な面白さと感動は普遍です。

 

 

 

佐賀県立宇宙科学館ゆめぎんが

ビーコロ展2021(会期は5月6日まで)

https://yumeginga.jp/