では、こうした悩みを持っている人とどう話をすればよいという事だが、これがカウンセリングではこの問題を解決している。

 

というか、解決しないとカウンセリングにはならないという事になる。

 

結論から言うと、下の図になる。

 

 

ただ、頑張れと言うのはシーソーの端を持ち上げるようなもので、シーソーの横軸にはストレスという力がかかる。

 

この理由は頑張れと言うのはシーソーの端を支えているようなもので、悩んでいる人の心との距離がある。

 

これは相談を受ける人と悩んでいる人との心の距離である。

具体的には、上司のことで悩んでいる人の話を聞いた相談者(黒い人型)が「そんなこと言わずに頑張ったら良いだけなのに」と心で思った時、悩んでいる人との心の距離が出来てしまっているという事。

 

悩んでいる人は何十回、何百回と頑張ろうと既に思っているという事。

 

この距離が横軸にストレスを作り、悩んでいる人にとっては自分の過去を否定しているようなストレス迄感じているという事。

 

この距離を縮める為に「傾聴と共感」が必要となる。