さて、子育てについて、
親の思いと子供の思い
過去の知識をもとに考える未来とひらめきの未来
「枠」の存在
自信とうぬぼれ
そして観察
といったことを書いてきたが、この中で大切なのはやはり「観察」だと思う。

人と話し合いや議論をするとき一番大切なのはそれぞれの違いを明確に理解すること。
それには観察し、その思考の成り立ちを思いめぐらすことがいる。

では、観察とはどういう風にするのだろう。

私の場合は瞑想、いわゆるマインドフルネスを活用している。
と言っても最近はわざわざ時間を取るのではなく、タバコを吸うときなどにプチ瞑想をしている。

瞑想とマインドフルネスの違いというのは興味があれば調べてみて欲しい。
私的には修行に近いのが瞑想で、呼吸法に重きを置き気軽にできるのがマインドフルネスだと思っている。

ではなぜ、この瞑想やマインドフルネスが観察によいのかというと、心の中が空っぽ。主に頭の中が空っぽになるので現状が素直に入ってくるから。

観察というのは主体は観察対象であり自分から離れたものに意識が向言えている。
だから変な主観もなく、素直にそのものを見ることが出来る。

一つの事例としては車の運転。

目で見て運転している状態とは頭の中が空っぽにはなっていない。
それは目の前にうつるものだけを観察しているのであって、目に見えない部分、耳に聞こえる音とか風の流れなど全体で感じている時の観察とは全然違ったものになる。

将来のことを考えるにしても、その「枠」を自分主体で考えるだけでなく、感じることが危険予防にもなると思う。

この感覚は文章で表現するには私にとって難しく、プチ瞑想をしてもらうのが一番だと思う。

そして子供の悪いところばかりを見るのではなく、意外な点を発見することが相手との距離を縮める一番の近道だと思う。

例えば、ゲームに集中している子供の横顔を見て「私は一体いつあんなに熱中したのだろう。」などと思うと子供がうらやましくなってくる。

相手の魅力を認めてから人を育てることが始まると思う。