私たちの心もシーソーのバランスを保つため自動的に元に戻ろうとしている。
その一つが空腹感。
悩んだ時でも空腹を感じる。甘いものを食べたいというのも体がエネルギーを求めている。
それによって、心は悩み事にとどまることを止め、「今」に戻ろうとする。
この自動的に戻ろうとすること、
悩むと脳がエネルギーを使い、それにより糖分を欲しがる。という自然な流れが心を悩みから解放してくれる一つのきっかけとなっている。
鬱の人とはこの機能がまず働かなくなってから始まるようである。
空腹感という感覚が失われる。それ以上に思い煩う事に心が偏ってしまう。
皆さんも心当たりがあると思う。例えば、恋煩いも食欲がなくなる。
その思いの中にいるだけで、空腹感も感じず浸ってしまう。プロセスは良い事でも悪い事でも患う過程では同じ道をたどっている。
では、こんな時どうすればよいのだろうか。
一つの方法としては、思い煩って、心が偏ってシーソーが傾いている時はまずは何かを口に入れること。
そして、その味で今という現実に戻ってくることも一つの方法だと思う。
嫌なことに心が捕らわれている時は苦いチョコレート、カカオ95%のチョコなどお薦めである。苦さで現実を感じるし体にもよい。
楽しいことに心が捕らわれている時は食欲に走り現実に戻る必要もない。
そうでないと、体重が増える問題で楽しいことが悩みに変わってしまう可能性が高い。
この時の問題は、心が今に戻ってもそのおいしさに浸り、食べ過ぎてしまう事にあるのははっきりしている。
今に心があり土台の体が甘いものやおいしいものを食べることから離れられなくなっている状態が続くから肥満が始まる。
ただ、この時は食べることに集中し、心は今を感じているのでシーソーには何のストレスもかかることなく、食べ終わった時に後悔という心がそのシーソーを傾けだす。
そして、この後悔がないとだんだん体重が増えることになる。